南国の夜に乾杯 ― ユーグレナモールと「うるま」で味わう石垣島のごちそう

 

ウェルカムオリオンビールでひと息つき、ようやく「石垣島に来たぞ」と実感したところで、さっそく夕食へ向かいます。

目指すは、石垣港近くにある「島料理うるま」さん。

ホテルからは徒歩で10〜15分ほど。
せっかくなので、日本最南端のアーケード商店街「ユーグレナモール」をぶらぶらしながら向かうことにしました。

 

(2日間歩いた石垣市街地マップ。〇は立ち寄った場所、破線は歩いたルートです)

 

ユーグレナモールは、並行して2本のアーケードが続く石垣島の中心的な商店街。
おみやげ屋さん、飲食店、雑貨店、洋服屋さんなどがずらりと並び、その中央には公設市場もあります。

 

ひとつひとつのお店に個性があり、歩いているだけで飽きません。

この日はまだ“下見”程度で、どんなお店があるのかをざっと見るだけでしたが、それでも十分に楽しい時間でした。

 

カラフルな沖縄Tシャツ。
見つめているだけで何だかパワーをもらえそうなシーサーの置物。
沖縄限定パッケージのお菓子たち。

 

どれも南国らしい色彩にあふれていて、見れば見るほど旅気分が盛り上がっていきます。

「これは明日、ゆっくり見て回らねば」

そう心に決めつつ、夕食のお店へ向かいます。

 

その途中、必ず通るのが「730交差点」

この旅で何度もお世話になる、石垣市街地のランドマークです。

 

 

名前の由来は、沖縄の道路交通の歴史にあります。

沖縄は戦後、アメリカ統治下にあったため、道路は右側通行でした。
それが日本復帰後の1978年7月30日に左側通行へ変更され、その記念としてこの地に「730記念碑」が建てられたのだそうです。

 

ただの交差点かと思いきや、石垣島の歴史を感じる観光スポットでもあるのですね。

 

730交差点から歩いて5分ほど。
バスターミナルビルにある、今夜のお目当て「島料理うるま」さんへ到着です。

 

 

ホームページには「ヤチムンと島料理 居酒屋うるま」とあります。

ヤチムン”とは沖縄の焼き物のこと。

料理だけでなく、器にも南国らしい趣を感じられるということで、これも楽しみのひとつでした。

 

店へ向かう途中で感じたのですが、石垣市街地は外国の方がとても多い。

観光客はもちろんですが、普通に生活しているように見える外国の方もたくさんいて、それがとても自然な街の風景になっています。

 

さまざまな文化が混ざり合いながら、独特の空気感を作っている。
そんな石垣島の懐の深さを感じました。

 

到着した頃には、外はうっすらと夕暮れ。

熊本よりも、どこかゆっくり夜がやってくるように感じます。

 

店内は落ち着いた、とてもいい雰囲気。

そして何より印象的だったのが、お店の方の丁寧な接客でした。

泡盛についてもひとつひとつ丁寧に説明してくださり、「飲みやすいものがいいです」と伝えると、好みに合わせて選んでくださいました。

 

 

石垣島最初の夜が、こんな気持ちの良いスタートになったことに感謝です。

 

まずは泡盛

いただいたのは「群か星(むりかぶし)」という銘柄でした。

 

 

泡盛というと、どうしても「クセが強い」「アルコール度数が高い」というイメージがありましたが、これは驚くほどすっきり。

クセが少なく、とても飲みやすい。

泡盛のイメージが、ここで大きく変わりました。

 

ちなみに、この酒器は「カラカラ」と呼ぶそうです。名前までかわいい。

 

もちろん、お土産としてしっかり購入

 

料理もどれも絶品でした。

まずは島らっきょう

 

シャキッとした歯ごたえが心地よく、最初の一品にぴったり。
泡盛との相性も抜群です。

 

続いて刺身3種盛り

 

 

ぷりぷりの海老、旨みの濃いマグロ、そしてコリコリとした食感の一品。
添えられた海ぶどうも、粒がプチプチとはじけて最高でした。

 

石垣島ではマグロがとても美味しく、マグロ専門のお店も多いそうです。

 

さらに、自家製スーチカー

 

塩気の効いた豚肉の旨みがじんわり広がります。

 

ラフティーの味噌煮込みと、アーサー(アオサ)のだし巻き卵も優しい味わい。

 

 

そして、この日の“個人的No.1”がこちら。

グルクンの焼きおにぎりです。

 

 

沖縄へ行くと、必ずと言っていいほどグルクン料理を食べますが、これは別格。

香ばしさと旨みがぎゅっと詰まっていて、旅から帰った今でも、その味をはっきり思い出せます。

私の中では、堂々の「グルクン料理No.1」です。

 

丁寧なおもてなし、美味しい料理、そして美しいヤチムン。

 

石垣島最初の夜に、こんな素敵なお店に出会えたことに感謝しながら店をあとにしました。

 

 

 

帰り道は、八重山ゲンキ乳業の「ゲンキシェイク」を片手に、ホテルまでのんびり歩きます。

 

南国のやわらかな夜風。
ほろ酔い気分。
シェイクのやさしい甘さ。

 

なんとも幸せな石垣島の夜でした。

 

そして、明日はいよいよ初めての竹富島

定期船に乗って渡る小さな島。
 

水牛車、ハイビスカス、ブーゲンビリア、そしてシーサー

 

頭の中には、すでに“これぞ南の島”という景色が広がっています。

 

 

天気予報は晴れ。

 

さて、どんな一日になるのでしょうか。