奇跡の朝日と、どこでも爆睡の話

 

いっぱい歩いたことに加え、コース料理とワイン、焼酎をいつも通りしっかりいただき、さらに部屋に戻ってからビールまで飲んでしまい、その夜は文字通り爆睡でした。

 

環境が変わると眠れない、という話をよく耳にしますが、私にはどうも当てはまりません。これまで離島の磯や堤防、「こんなところで寝られるか」というような場所で何度も眠ってきました。凍えるような寒さの中、寝袋も使わずに朝までぐっすり。磯の絶壁のわずかなスペースで横になり、寝返りを打てばそのまま海へ“ドボン”という状況もありました。今思い返すとぞっとしますが、当時はそれが当たり前でした。

 

こういうところで爆睡です。(甑島西海岸)

 

20歳前後の頃は車も持たず、「俺はバイク乗りだから車なんていらねぇ!」と粋がっていたものです。走れるだけ走り、眠くなった場所でそのまま寝る。道の駅みたいな駐車場で目を覚ますと、周りがすでに人だらけ、なんてこともしばしばありました。

 

(誰もいない駐車場のベンチで寝て、目が覚めたらこんな感じだったのイメージ)

 

そんな経験があるせいか、ホテルや旅館で眠れなかったことは一度もありません。どこでも爆睡します
(平日も昼ご飯の後は仕事中に眠くなります。いかんだろ!

 

「歳をとると早起きになる」と言いますが、それは少し当てはまるのかもしれません。もっとも平日は仕事に行きたくないという気持ちが勝り、仕方なく起きているだけのような気もしますが。今回はもちろん仕事ではありません。自然と夜明け前に目が覚めました。

 

昨日(ウォーリー調のユニフォームを着た)スタッフの方に教えていただいた「きれいな朝日」を見るチャンスです。暗いうちからバルコニーに出て空を眺めます。しかし雲の密度が濃く、どうやら朝日は難しそうな様子。少し諦めながら椅子に座り、コーヒーを飲みつつぼんやり空を見ていました。

 

すると――太陽が昇る直前、空と遠くの陸地の間だけぽっかりと雲が切れました。まるでそこだけ舞台の幕が上がったかのように、嘘みたいにきれいな朝日が姿を現したのです。神がかっている、という言葉がぴったりでした。

 

部屋のバルコニーから(頭ヶ島の中央から朝日が昇っていきます)

 

刻々と変わる光の強さ。浮かび上がる景色のシルエット。何も考えず、ただその瞬間に身を委ねます。
 

そして、昇りきってわずか2、3分。空は再び雲に覆われてしまいました。

 

思い出しました。1年ほど前にも、よく似た体験をしていました。

 

場所は山口県の「道の駅阿武町」。日本初の道の駅として知られ、夕日の名所でもあります。夕日を見ようと外のデッキで待機していましたが、その日は雲が多く、多くの人は諦めて帰ってしまいました。

ところが、日が沈む直前。海との境目にかかっていた雲が、すっと持ち上がったのです。太陽の前には雲ひとつなく、海には金色の扇形の道が現れ。空もまた金色のオーラに包まれ、金色の後は徐々に太陽が赤く染まっていきます。あまりにもドラマチックな光景でした。

 

感動ものの夕日でした。

 

 

それもまた、わずか2、3分の奇跡。その場に残っていたほんの数人だけが見ることのできた景色でした。突然の光に慌てて一眼カメラを抱えて飛び出してきた人の姿も印象に残っています。

 

夕日というと、どこかもの悲しいイメージがありますが、あの夕日はダイナミックさと力強さを印象づけた風景でした。

そして今朝の朝日もまた、同じように短く、しかし強烈に脳裏に刻まれました。

 

自然はいつも見せてくれるわけではない。だからこそ、その一瞬が特別なのだと改めて思います。

 

さて、感動の余韻を胸に、今日は洋食の朝食です。
どんな一日になるのか、少しだけ期待しながらレストランへ向かいました。

 

 

 

 

無料で別にたのめるメニューもあります。フレンチトーストめちゃウマです!

 

 

書きたいことが多くてなかなか先に進めません。次回こそは釣りのことまでたどり着きたいと思います。

 

飽きずに読んでいただけたら嬉しいです。