第2回 上五島到着
実はフェリーでの移動がとても好きです。
自由に動けるし、眠くなったら好きな場所で寝ることができる。目的地に着くまでにしっかり睡眠をとり、体力を回復できるのも魅力です。何より、甲板で受ける海風と流れていく海岸線の景色は、ほかの交通手段では味わえない特別な時間です。
ちなみに一番好きな航路は、フェリー屋久島2で行く鹿児島港から屋久島・宮之浦までの約4時間の船旅。
とにかく船内が豪華で、ソファーや椅子の質もすこぶる良い。売店や浴室まで完備されており、まさに“海上のホテル”。屋久島釣行では飛行機、ジェットフォイル、フェリーすべて利用しましたが、今ではフェリー以外の選択肢がなくなってしまったほどです。
(屋久島2のエントランス。折田汽船HPより)
(屋久島2のエントランス。折田汽船HPより)
今回利用したのは九州商船のフェリーで、佐世保から有川まで約2時間半。佐世保発上五島行きは1日2便で、今回乗ったのは13時45分発、16時20分着の第2便です。船の名前は「ニューこしき」。長崎航路なのに“こしき”という名前なのは少し不思議ですが(笑)。
(フェリーニューこしき。九州商船HPより)
船内に売店などはありませんが、椅子はほどよくリクライニングでき、十分リラックスできる船旅が楽しめます。ただし人気なのはやはり2等の雑魚寝スペース。乗船するや否や、皆さん場所を確保し毛布を掛けて即就寝。フェリー旅の“通”な過ごし方です。
宿泊当日に宿まで到着できるという安心感と、熊本から3時間のドライブの疲れもあり、船内ではすぐに爆睡。気づけば目の前には、上五島の磯と山、そして教会のある風景が広がっていました。
(有川港まであと少し。遠くに教会が見えました)
当初の計画では早朝に上五島・青方へ到着する予定でしたが、変更に次ぐ変更で夕方到着に。釣りや観光は翌日以降に持ち越しです。まずはレンタカーを借り、若松島にある民宿「えび屋」を目指します。
30分ほど南へ走ると、中通島と若松島を結ぶ若松大橋に到着。橋の上から見た上五島の海でまず驚いたのが、潮の速さ。その日は小潮周りにもかかわらず、島々の間の海峡はどこも激流。潮目も複雑に入り組み、来る前に抱いていた「島が多い=内海は穏やか」というイメージは完全に覆されました。大潮の時はどうなってしまうのだろう…。
橋を渡ると湾と漁港が見えてきて、港のほぼ中央にある「えび屋」に到着。夕食にはなんとか間に合いました。
(えび屋さん玄関。外観も中もとても綺麗です)
宿の目の前は漁港。玄関に周辺マップが置いてあり、近くで釣れる魚が書いてある。石鯛、ヒラスズキ、イセエビ・・・など豪華な魚種がずらり。「その辺で石鯛やヒラスズキが釣れるのか…」と驚愕。えび屋さんでは無料で竿や餌も貸してくれ、宿の目の前で釣りができるそうです。
(神部おさんぽMAP)
荷物を部屋に運び、玄関から20秒で海へ。海水は緑がかっていて非常に澄んでおり、これまで見てきた海とはまた違う色合い。幻想的にも感じます。
熊本を朝8時に出発し、なんとか辿り着いた上五島・若松島。今日はゆっくり風呂に入り、夕食を楽しむことにします。
(旅館と海の間は道路と岸壁駐車場のみ。玄関出て海まで20秒)
次回は、えび屋さんの夕食からスタートです。







