ギターを始めたきっかけは、近所に住んでいた従兄たちのおかげです。

2人の従兄は、釣り、絵、プラモデル、バイク……と、子どものころの僕に多大な影響を与えてくれました。
今でも一緒に釣りをする仲ですが、振り返ると**「自分の人格形成のベースは、あの二人との時間だったな」**と感じます。

 


ギターとの出会いは小学生の頃。

従兄の部屋に置いてあった白いガットギターが、妙に気になって仕方ありませんでした。
遊びに行くたびに、触らせてもらい、ポロンポロンと弾いては楽しんでいました。

 

そのうち、「そんなに好きなら」とそのギターをもらうことに。
この時の嬉しさは、今でもはっきり覚えています。

 

もちろん最初はチューニングもわからず、「禁じられた遊び」の真似事をしていただけ。
でも、「ギターっていいな」と心から思えた時間でした。

 


 

当時、カワイの音楽教室でピアノも習っていましたが、鍵盤にはまったく興味なし。
とにかくギターが楽しくて仕方なかったのです。

 


 

中学に入ると、どハマりしたのが「ベンチャーズ」。

すでに当時でも「懐かしのグループ」的な存在だったと思いますが、
自分にはエレキの入り口がベンチャーズでした。

 

 

とにかくエレキギターが欲しくてたまらず、先輩のツテで中古を手に入れ、
「ダイヤモンドヘッド」「パイプライン」などを耳コピ。
夢中で弾いていました。

 

 


 

 

ただ、当時は「ロックが主流」で、
「ベンチャーズが好き」なんて、なかなか言い出せなかったのも事実です。
(ちょっと恥ずかしい気持ちもありました)

 

でも今では、Char渡辺香津美高中正義といった日本のトップギタリストたちが、
「ベンチャーズ大好き!」と堂々と語る時代です。

YouTubeでも、みなさんがベンチャーズを楽しそうに演奏している映像がたくさんあります。

 


 

あの頃の自分を振り返ると、今ちょっとだけ誇らしくなります。

 

ギターを始めたきっかけも、ベンチャーズにハマったことも、
全部が今の自分につながっているんだなと。

 


 

最後に、**「十番街の殺人」**をアップしています。
オリジナルとは違うアレンジですが、よかったら聴いてみてください。