住の江の
岸に寄る波
よるさへや
夢の通ひ路
人目避くらむ
藤原敏行朝臣 ふじわらのとしゆきあそん
三十六歌仙の一人。
所載歌集「古今集恋」
一般的な解釈
住の江の
岸に寄る波のように
夜に見る夢の通い路までも
会えないのは
あなたが夢の中でも人目を
避けているからでしょうか。
・一般的な解釈では主語を男にするという説と主語を女にするという二つの説があるようです。
山口志道の解釈
住の江の岸に
寄る波のように
恋しき心が寄り来たれば
昼はもちろんのこと
夜は夢の中でさへも
絶えず心が動いて
本当に道を通い行く心地がして
夢の中だと思いながらも
人目をはばかってしまう。
それぞれの解釈の違い
①一般的な解釈では主語を女とする解釈もありますが、志道は主語は男であると断定しています
②一般的には、この歌で男が女に心を寄せるのは夜の間だけとしています。
しかし志道はそれは間違いであるとしています。
夜だけでなく昼の間も一日中ずっと
これが正しい解釈であるとしています。
複数持ってる百人一首本の解釈より、志道の解釈の方が詠み手の心情を理解しやすかったです。
ロマンティック
歌の舞台となった「住の江」は今の大阪市住吉区です。
住の江はかつては松の名所として知られる砂浜でしたが、今は埋め立て地になっています。
もし訪れるのであれば住吉大社などがいいでしょう
百人一首講座18
ねずさんの独自解釈
mimicumaさんのブログ
ぬいぐるみ百人一首 18
この百人一首シリーズでは江戸時代の国学者、山口志道著「百首正解」を現代人にもわかるようまとめています。
山口志道は言霊や神代学に精通しており、ひふみ神示の岡本天明や合気道開祖の植芝盛平、大本の出口王仁三郎らに多大な影響を与えています。
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