前回の記事で書いたように、
ただ今マンガ「鬼滅の刃」に激ハマり中です。
読み出したら次の展開が気になって、
3日で19巻まで読んでしまいました。
(ちなみに奥さんは2日で読んでいた笑)
「鬼滅の刃、おもろいから絶対読め!今すぐ読め!」
何も知らなかった半年前の自分にそういってやりたいほど、このマンガ、とっにかく面白い。
というわけで、
今回は半年前の自分に語りかけるように、
また、このマンガを読んだことがないとか、
気になっている人へ向けて、
ココが魅力!!
という点を3つに絞って述べたいと思います。
■厳選!「鬼滅の刃」の3つの魅力!
言い出したらキリがないほどたくさん浮かぶこの漫画の魅力。
その中で厳選した3つをざっと書くと、
①家族愛がアツい!
②シリアスとコミカルのバランスが超絶妙!
③過去の名作のエッセンスの散りばめられ方がすごい!
となります。
さぁ、一個ずつ説明していきましょう!
■①家族愛がアツい!
ストーリーの骨格をなすのは
人間を食らう鬼(もともとは人間)と
それに立ち向かう人間との闘い。
主要キャラは敵も味方も
「なぜ鬼になったのか」
「なぜ鬼退治することになったのか」
という背景が丁寧に描かれています。
そこでキーになるのが家族愛。
どのキャラも親子、兄弟、姉妹の関係性に
強い想いや、場合によってはトラウマを抱いている。
そして人間と鬼との闘いの中で、
よりいっそう家族の絆が強まったり、
満たされなかった想いが昇華したりします。
その過程を知ることで、
読者は一気にそのキャラに親近感を持ってしまう。
たとえそれが悪役の鬼であったとしてもです。
この家族愛。
例えばどんなものなのか。
あまり言い過ぎるとネタバレになるので、
ここでは主人公の例だけ挙げておきます。
主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、
鬼に兄弟や母親を殺され、
唯一生き残った妹である禰豆子(ねずこ)も鬼にされてしまいます。
炭治郎は禰豆子を人間に戻すため、
鬼を退治しながらその方法を探る旅に出るわけです。
その中でたくさんの強い鬼と闘いますが、
炭治郎は妹を守るために本来以上の力を出すし、
禰豆子も兄を守るために、闘志を剥き出しにして闘う。
この兄弟愛が、本当に泣ける!
時代は大正ですが、令和時代でも充分共感できるもの。
むしろ、コロナ禍の今こそ、家族愛は大事にしたい。
改めてそう思わせてくれるところが凄い。
他にも、主要キャラはそれぞれ、家族に対する想いを抱いていて、本当に泣ける名場面がたくさんあるんです。
■シリアスとコミカルのバランスの絶妙さ
先ほど書いたとおり、基本のストーリーは
人間と鬼のいわば「殺し合い」です。
だからどうしてもシリアスで残酷なシーンも多々あります。
でも、闘いと闘いの間に
コミカルな場面がいい感じに入るので、
読む方も緊張が和らぐんです。
コミカルな時には、
キャラ同士のやりとりに笑わされたり
かわいい絵のタッチに和んだりします。
この緩急の付け方が絶妙で
シリアス時、コミカル時のキャラの違いを見ることで、またまた物語の中にぐいぐいと引き込まれて行ってしまいます。
■過去の名作のエッセンスが散りばめられている
このマンガを読みながら、僕が感じるのは
「アレ(過去の名作マンガ)に似てるなぁ」
という部分がけっこう思い浮かぶこと。
例えば、
序盤で炭治郎が家族を殺められる場面や
人間を食べるという残酷な設定は
「進撃の巨人」を彷彿とさせるし、
炭治郎の心の純粋さや、聡明さは
「ドラゴンボール」の孫悟空を思い出させ、
自分より強い者に囲まれて、
影響を受けだんだんと強くなっていく感じは
「キングダム」の主人公である信と重なる。
また、禰豆子や胡蝶しのぶ、栗花落(つゆり)カナヲといった女性キャラの美しさは、
高橋留美子の絵に似た部分がある。
というように、
メガヒットしたマンガや
長年優れた作品を出し続けている作家に
共通した所があります。
単なる"真似"や"パクり"で終わらず、
そういった名作の色んな要素を吸収して
しっかり作品の中で活かされてる。
そして独自の物語を作っていっている所が
読者の心を掴んで離さなくする。
僕はそこまでマンガ通ではないので、
詳しい人が見たら、もっともっと名作の名前が出てくるんでしょうね。
それくらい名作の要素が
ガッチリ組み込まれているんです!
■まとめ
独断と偏見で紹介してきた
「鬼滅の刃」の魅力。
僕も本当最近知ったばかりの
にわか鬼滅ファンですが、
ひさびさにワクワクする
マンガ読書体験をして
これを誰かに伝えねば!
と思って記事にしました。
何かの参考になれば幸いでーす。