臨月いろいろ | いぬのクシャミとチーズの鼻歌

いぬのクシャミとチーズの鼻歌

だんなさんの転勤で、徳島県であらたな暮らしをスタート。
人生ではじめての田舎暮らしですが、どこにいても「善く食べることは善く生きること」、まいにちの小さな食卓を記録していきます。

ひさびさの記事になりました。

里帰りしてから早2週間が経ち、土地勘のない馬込の生活にも少しは慣れてきたと思う。どこまで落ち着いたのかどうかはよくわからないけれど、例えば深夜に目が覚めて眠れなくなるようなことはなくなった。脚の付け根にあった痛みが軽減され、安心して眠れるようになったことも大きいと思うけど。

里帰りといっても、実家は戻るわけではないので、正確には里帰りとはいわないのだろう。幸いにも馬込のリカちゃん宅を使わせてもらえることになったので、ラッキーだったと思う。ただ土地勘のない場所で臨月を過ごす心ぼそさ、例えばひとりで夕飯食べることも徳島では何ともなかったのだが、今は喉まで込み上げてから硬くつまってしまったような寂しさが身にしみる。こんなにもいちにち1日が重たくなるとは予想していなかった。あと1日経てば月曜日、、寝る前に携帯のカレンダーをチェックする習慣がいつの間にかついた。分娩方法にさえこだわらなければ、徳島で産むこともできたし、環境としてはいちばんよかったのかもしれないという思いが何度かよぎったけれど、分娩方法にはそれだけの意味があるんだと思いなおす。

脚を痛めて歩行困難になったり貧血で1日に二回倒れたり、臨月はほんとうに何が起こるかわからない。それでも1日家に籠る気には到底ならず、友人と会ったり買い物をしたり、昼間はかならず外出するようにする。夕方には帰る。今になって、夏の出産で本当によかったとつくづく思う。日が長くなったおかげで6時過ぎでもじゅうぶん明るいので、人気のない帰り道でも安心なのだ。

ここにきて、成城に住む祖母から連絡がはいる。わたしの体調が心配なので、産前だけでもうちに滞在しないか?とのことだった。有難いけど、また引越しか。これじゃまるでヤドカリみたいだ。

今日は友人宅にもっていくお菓子などをまとめ買いしに銀座へ(馬込から銀座までは都営浅草線で1本なのです)。教文館のカフェで、ミレニアムを読みながらひと息つく。ミレニアム、かなり面白いです。
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