いま一番欲しいもの | いぬのクシャミとチーズの鼻歌

いぬのクシャミとチーズの鼻歌

だんなさんの転勤で、徳島県であらたな暮らしをスタート。
人生ではじめての田舎暮らしですが、どこにいても「善く食べることは善く生きること」、まいにちの小さな食卓を記録していきます。

いま一番欲しいもの。

お櫃。檜のお櫃。

お櫃の中で一晩寝かせ、檜の薫りがゆんわりと落ち着いてきたご飯。しっとりと冷たくなったご飯は、噛めば噛むほど、その優しい甘み、わずかに酔いしれる。

時を経て、何かを失い、何かを得た味わい。時間と素材のなせる技。一度味わってしまった、美味いなあ、の余韻は、ずっと身体に、心に、彷徨い続けてる。

そのご飯で、塩むすびなぞこしらえたら、さぞや美味いでしょうなあ。。

ああ、お櫃がほしい。あの方が、いつか譲ってくれないだろか。