小諸の朝は、心地よい秋の冷気とカルガモたちの鳴き声で目が覚めました。
ゆっくり朝食をいただいてると、後ろにいたおばあちゃんが、本当によい宿だねえと、連れ合いらしき方にポツリ呟いているのが聞こえ、うんうん、と私も心のなかで思わず相づち。
朝食後は、ばびさんに紹介していただいた中棚荘の女将、洋子さんと珈琲をのみながら、50代半ばでバイクの免許をとったという洋子さんの武勇伝やいろんなお客さんとの交友録で盛りあがり、この優しい時間は、ひとつの思い出となって、わたしや祖母を癒し続けてくれるんだろうなと実感。五代にわたる中棚荘の歴史は、こういう一期一会の積み重ねなんだなあ。
チェックアウト後は、懐古園で紅葉を味わいつくしました。祖母は「まるでいのちを洗濯しているような、身も心も洗われる気持ちだ」と。
荏胡麻、味噌、砂糖でつくったイクサ汁粉。絶品でした!







