ご無沙汰しております。2016 年 4 月の書き込み以来なので、実に1年半以上ぶりの更新です。
自身の不注意で、左手薬指の腱を切ってしまい、1年くらいベースが弾けない状況でした。
半年くらいで腱そのものはつながったのですが、薬指を真っ直ぐ伸ばすことができず、常に多少曲がった状態となり、曲げたら曲げたで、自分の期待する以上に曲がってしまい、まともに弦を押さえることができませんでした。
指の筋力を強化するリハビリを更に半年くらい継続し、現在は右手薬指と同じくらい伸び、曲げも問題なくなり、無事バンドにも復帰できました。
ということで、本日はコントラバス・レッスン備忘録の第2段として、ネックを押さえる側の『左手』について書いてみたいと思います。
ご存知の方も多いかとは思いますが、左手の基本は、人差し指、中指、小指での押弦となります。押さえ方の基本は、様々なホームページにありますので、そちらを参考にされてみてください。
コントラバスの弦は非常に太く、エレクトリック・ベースのように軽く押さえられず、またフレットがないことから正しい音程をキープするためにも、4指すべてを使って、基本形のままシフティング(上下の移動)するのが基本です。
■左手基本形

この写真、まだ腱が元気だった頃のものなんですねぇ。懐かしい・・・(笑)
で、先生から指摘された事項には、以下のようなものがありました。
①ネック裏の親指は、伸ばしたり、反らしたりせず、若干アーチ状になる。(ゆで卵を握っているようなイメージ)
②指板側の指も、すべてアーチ状に保つ。
③人差し指は、ナットと平行となり、移弦の際は指を伸ばすのではなく、肘を動かし、人差し指が水平に移動するよう心がける。
④中指は、薬指と連動して動かす(くっついているが、薬指は押弦しません)ので、この2指をテープ等で固定して練習するのは有効。
⑤小指が押弦する際、薬指も押弦し、小指を補助する。
⑥親指は、中指の対向位置とし、親指を中心にシフティングするイメージ。
⑦押弦は、ハンマリング・オンのイメージで、バシッと指を叩きつけるように押さえると、音程が安定する。
⑧左手の肘を下げると、それに引っ張られて、押弦がシャープ(音程が上がる)する。
これ↑、昔の練習メモを読み返して書いています。なんか、いっぱい指摘されてんなぁ。
その他、自分なりに気が付いた点としては、以下のようなものがあります。
⑨弦は、エレキベースのように弦のみを押さえるのではなくて、弦と共に指板にも若干触れ摩擦を増やすことで、弦の動きに引っ張られず、押弦が安定する。
⑩最初にローポジション(ナット側)に左手を置く際には、ナット位置に人差し指を置き、小指が2フレット相当の位置にくるようにして、そこからハーフポジション~セカンドポジションを当たる。
⑪力で押弦していると(リラックスしていないと)、演奏しながら徐々に音程がシャープする。
以下に先生に指摘された、左手の悪い例をあげてみます。
■握りこみ

左手が疲れてくると、エレキベースのように、ネックを握りこんでしまっていました。
ネックを握りこむと、シフティングがしずらくなり、指の力だけの押弦することで音程も不正確になり、何よりも指への負担も増えます。
正しい左手が作れるようになり、疲れにくくなることで、自然とネックを握りこむことはなくなりました。
■親指が逃げてしまう

上の写真は少々大げさに親指の位置を上下にズラしていますが、左手をシフティングすると、結構似たような状態になることがありました。
指板側の指で音程を探しに行くと、それに親指がついて来ず、ネック裏の摩擦であらぬ方向にズレてしまうのです。親指でシフティングするイメージが出来上がることで、これは自然と治りました。
■親指が伸び切っている

一番最初の写真と比べると、親指が伸び切っているのがわかります。これでも、そこそこ音程が保たれ、ビブラートもかけれなくはないのですが、如何せん親指に遊びがないので、疲れやすく、シフティングがバタバタしてしまいます。
これは、今でもたまになってしまいます。ボクは、比較的手が小さいので、6弦ベースでは、親指を突っ張らないと、6弦(Low B)に指が届かないので、コントラバスで何等か押弦しにくい時などに、その癖が出てしまっているのだと思います。
手の大きさや指の長さの違い等により、正しい押さえ方は微妙に異なるかと思われますが、基本的には筋力的に弱い指の力で弦を押さえ込むのではなく、腕全体の重さで押さえるのが良いようです。
その際、腕をひっぱるイメージとなるわけですので、言い方を変えれば、腕はネックに対し垂直方向となるのが基本で、肘が上がりすぎたり、下がりすぎたりするのは、効率が悪くなると言えます。
とは言え、実際には、ローポジションで肘が下がるプレイヤーが多いように思いますので、その辺はご自身の体格や演奏の仕方(立奏か座奏か等)で要調整かと思われます。
2~4弦等に移弦する際は、肘は外(身体から離れる方向)へ移動させ、指のアーチの形を崩さないようにするのがコツのようです。
他にもいろいろポイントはあろうかと思いますが、まずは親指と肘に注意を払い、自分なりの左手、左腕を作るようにしています。
ご参考になれば幸いです。
// hirosmb