やがて二十一日目の満月の夜貴船明神の荒魂の声が聞こえ妖術を授かった、荒魂のお告げの通り「滝夜叉姫」と名を改めて相馬城(そうまのしろ)へ帰り、夜叉丸と蜘蛛丸たち手下を集め朝廷に反乱を起こした。
朝廷は、大宅中将光圀たち(※1)に滝夜叉姫を成敗するよう指示を下す。激闘の末、陰陽の術で滝夜叉姫を成敗した。また、死の直前改心して父、将門のもとへと旅だった。(※2)
※1:神楽団によっても異なり、光圀と藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が成敗に向かう。というものと、二人に加え、平貞盛(たいらのさだもり)が登場するものがある。
※2:※1と同じく光圀の術によって改心して尼の道に進む。というものと、鬼のまま成敗されるなど様々ある。