今日は恐怖話を聞いて下さい( ^ω^ )怖い話が苦手な人は見ないようにお願いします。

題名「釣り場での恐怖体験」
それは私が24歳の頃の冬の話です。それはとても肌寒い夜23時の話です。

私は親友A君とメバルを釣る為に防波堤を見て廻ってました。ある場所に着き車を駐車場で止め、灯りも無い場所をひたすら海を目掛けて歩きます。その場所は周りに竹藪があり、人は全く居ない場所です。

歩く事、15分。ようやく、防波堤が見えて来ました。親友のA君は私より前でどんどん歩いて行きます。そう...ひたすら海を目指して居ます。

間も無くして防波堤にたどり着き私と親友のA君は薄暗い灯りを頼りに、釣りの準備をします。この場所は2人とも初めての場所ではありませんでした。

2人とも釣りの仕掛けを終え、いざ防波堤で釣りを始めようとした時でした。何やら防波堤の先端で釣りをしているらしき人影を親友のA君が見かけました。この場所は普段、人なんて訪れない隠れたポイントでまず夜釣りに来る人は今まで出会わなかった場所です。

そんな中、親友のA君は言いました。
「この釣り場に人が居るなんて珍しいな、ついにこの場所まで人に知れ渡ってしまったのか?、少し釣りをしてすぐに移動するか?」
私は「とりあえず一通り釣りをして見てから移動しよう」と伝え2人は釣りを始めました。

すぐに私は26㎝級のメバルをゲットしました。すぐに親友のA君に報告します。A君は海藻が多い湾内で釣りをしてます。同じ頃、A君にも20㎝級のメバルを釣り上げて居ました。

釣りを始めて1時間くらいでしょうか?2人合わせて20匹のメバルを釣り上げ、あたりも無くなったので移動しようと帰り仕度を始めた時でした。
先端でずっと釣りをして居た人が帰り仕度を始めています。私達はやはり釣れなくなったので帰る事にしたのかな?と思い自分達の釣り道具を片付けて居ました。

先に先端で釣りをして居た人の片付けが終わったらしく防波堤を去ろうと私達の元へ近付いて来ます。
近くまで来て分かった事ですが30代の女性と男性がクーラーボックスを持って帰って行きます。お互い無言ですれ違い、帰って行きます。



それから15分後、私達も片付けが終わり帰ろうとした時でした。先程、すれ違った30代の男女がまたこちらに戻って来ました。私達は忘れ物でもしたのかと思い、無言ですれ違います。

私達は駐車場に辿り着くと、新しく人が来ました。
その人は先程、防波堤ですれ違った30代の男女でした。私達はすぐその人達に先程ここを訪れましたよね?そして釣りをしてましたよね?と聞きました。
しかし、その30代の男女は今、初めて来たばかりと言い、防波堤に向けて歩いて行きました。A君はその後をすぐに追いかけ、その30代の男女に事情を説明しました。青ざめた30代の男女がすぐに引き返し帰りました。私達も後を追うようにすぐに車に乗り移動しました。さすがに次の釣り場に行く気にならず帰る事にしました。

帰り途中、お腹が空いたのでコンビニに寄りパンを買って食べてる時に先程、引き返した30代の男女がコンビニに来ました。A君はその人達に「あれから何もありませんでしたか?」と尋ねたところ30代の男女は何も分からない様子で首を傾げてます。
不思議に思ったA君は先程の話を30代の男女に話しました。すると30代の男女は全く身に覚えが無くこれからその防波堤に向かうとのことでした。

私達は全く意味が分からず、すぐにその場所から離れました。

私達が話した人は一体誰で何の為に私たちの前に姿を現したのか?今でも分かりません。その防波堤は今は行っていません。あの、30代男女はあの後どうなってしまったのかも分かりません。

1つ言える事は、親友のA君は釣りをして居る時に誰も居ないはずの防波堤で後ろから突き落とされた事があります。命には別状ありませんでしたが、あの時にすれ違った男女が自分を突き落としたと言っていました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。