少し期間が空いてしまいましたが、探偵のグルメ2食目は「麻婆豆腐丼」です。

 

 

 

探偵は主に調査後にお腹が空くのですが、調査終了時に何処にいるかがキーポイントになります。

都内で調査が終了すれば、そこにしかない料理を食べたくなりますし、神奈川近辺で終了すれば、行きつけのお店に行きたくなります。しかし、そこをグッとこらえて家に帰って自炊をする。いつしかその行為に喜びを覚えるようになりました。

 

 

 

このブログでは、そんな少し変わった探偵のグルメを記録していこうと思います。

 

 

 

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その日の調査は朝8時過ぎに終了した。前日の18時から開始したので、約14時間、そこそこ長めの現場だった。

 

 

 

調査が終了したのは東京と神奈川の境目辺り。帰社し帰宅するのに小一時間はかかる距離。調査開始前に軽く残り物のカレーを食べていたものの、調査前なのでホントに少しだけしか食べていなかった。もちろん朝ご飯もまだ食べていない。眠さもあったが、この時は空腹感の方が勝っていた。帰りの電車に揺られ、朝ご飯は何にするか考える。

 

 

 

考えがまとまったのは帰りがけのスーパーについてからだった。なんだかんだ時刻は9時半。近所のスーパーが開いていた。買い物かごを持って目的のコーナーに一直線。人間目的が決まったら行動ははっきりしているものだ。

 

 

 

まず向かったのが野菜コーナー。お目当てはミョウガ。ワンパック3個入りをゲット。続いて豆腐。木綿をゲット。そして最後は精肉コーナー。手にしたのは合いびき肉。グラム95円と中々安い。鶏ひき肉がもう少し安かったが、肉メインの料理という事もあり、ここは合いびき肉を選択した。

 

 

 

帰宅後は早速炊飯器で米を炊く準備。炊飯している間にシャワーや着替えを済ませ、すぐに調理に取り掛かる。まずは豆腐を一口サイズにカット。ミョウガ1つを細切りにした。そしてここで、衝撃の事実に気が付く。やってしまった。

 

 

 

 

 

 

このミョウガ、ものすごく高かった。なんとワンパック298円。夏なら98円で買える代物だ。季節ものではないのかもしれないけど、それでも高すぎた。思えば、会計の時も少し違和感を感じていた。「あ、この内容で1,000円いくんだ」そう思っていたのだ。

 

 

 

しかし、過ぎたことはもう考えてもしょうがない。恐らく夏まではもう食べないであろうミョウガを存分に楽しむことにシフトチェンジした。

 

 

 

ひき肉を炒め、そこにコチュジャン、豆板醤、オイスターソース、味噌、水などを加えさらに火を通す。グツグツになってきたら水溶き片栗粉を加えトロミを出す。その後、一口大にカットした豆腐を加え、ひき肉と絡める。ここで炊飯器からお仕事終了の合図が鳴る。タイミングは完璧。どんぶりに米をよそい、その上に麻婆豆腐をかける。仕上げにミョウガをたっぷり乗せれば、、、

 

 

 

 

 

 

探偵特製「麻婆豆腐丼~ミョウガを乗せて~」の完成。

 

 

 

材料はひき肉と豆腐。それだけでよかった。

 

 

 

ミョウガはどのチームに入っても最高の活躍をするオールラウンダー。あるのとないのでは雲泥の差が生まれる。

 

 

 

 

 

 

ミョウガが控えめに見えるかもしれないが、食べ進めていくうちにまだ残ってるミョウガを足していくスタイルをとった。ミョウガの特徴シャキシャキ感を楽しむためにだ。あとご飯を盛りすぎてこぼれそうだったからだ。

 

 

 

 

 

 

どのアングルからも食欲をそそるビジュアルは、丼ものの強みかもしれない。これでご飯が進まないわけないと、360度主張してくる。

 

 

 

 

 

 

アップで見ても苦ではないのが麻婆豆腐丼のすごいところ。普通のメニューだったら、ここまで近づいたらなんの料理かわかるわけがない。

 

 

 

味の方は総じて満足だった。山椒をかけて食べたのも良かったし、やはりミョウガがMVPだったのは間違いない。手軽にガッツリ食べたい時は特におすすめのメニューだった。電車で熟考した過去の自分にありがとうと言いたい。

 

 

 

 

 

 

ご馳走様でした。