昨日の続きを…


言葉は時の経過によって思わぬ方向へと変化することがある。

人間は時が経てば、その時に聞いた言葉を自分のいいように取ってしまい、それが発端で言った言わないの世界となり、一枚岩だった関係が取り返しのつかないことになることだってある。


これはどんなに自分が注意しても相手がそう思い込んでしまっていることもあり、ある意味もらい事故的なものなのだが、そうならない為にも曖昧な表現を取らず、シンプルかつ、ストレートに相手に伝える言葉の技術的なものを磨く必要があるのではないか。


もちろん人間は完璧ではない。


間違えることだってあるし、当然ながら失敗もする。


大事なのは相手がした間違いを流し、許すこと。


自分だって不完全なのだから、広い心でそれを受け止め、流す、そして今後に繋げて行く。

今日より明日、明日よりも明後日にといった具合だ。


そんな関係を築ける人間と一緒に過ごせる幸せ…

当たり前ですが、本当に大事な財産は友人ではないでしょうか。


たかが小説の一文でしたが、色々なことを考えさせられる一文でした。