喫茶店のカーテンに
ちょっとだけ染みがあって
そこだけちょっと色が違って
その一部分の布からしたら
「俺だけ少し色が違う」と一大事だったり
大慌てなんだろうけど、
人間からして、そんな悩みを受けても何も感じない。
ああ、確かによく見るとちょっと違うね。
それで終わり。
むしろ味があるとか、歴史を感じるとか、
そう思えるかもしれない。
ちょっと離れたら見えないんだけどね。
人の「大変だ」と思うこと、
「成功」した、
「失敗」した、
と思うこと、
それはこのカーテンの染みぐらいの差でしかないのかな。
カーテンからしたら大問題も
人間からしたらどうでもよく
中野からしたら大問題も
他の人からしたらどうでもいい
人類的に大問題も
他の動物、他の惑星からしたらどうでもいいのかもしれない
200mぐらい上空へ行けば
人は点になり、誰だかわからなくなる
みんな違うのにね。
すごい人間
すごくない人間
そんな大した差はあるのかしら
1と100だったら
大きな違いだけれども
0.0000001が
0.00001になっても
おう、そうか。
にしかならない。
100倍になった、俺すごいだろ。
確かにすごい、確かにすごいけど
人間である時点ですごくないよ
そんな会話があったら楽しいかもしれない。
乗るか反るかに賭ける気持ち
乗っても反っても何も変わらない気持ち
その両方を大事にしていきたい。
すごくなりたいし、
いろんな人に認められたい
でも、それでもあんまり大差ないかもしれない
すごい人にはなりたいけれど
偉い人にはなりたくないという矛盾
ただ、達成に向かう、獲得に向かうそのドキドキ感、楽しそうな感じ、
そういった数字にできない「今感」
それを大事にしていきたい。
今日という日、それを誰よりも大事にできれば
それ以上はないでしょう。
もう消滅してるけど輝いてる
何万光年先の星の光みたいに、
今の人生も
余生だと思えば、別に何でもいいんじゃない。
楽しいことしよう
夢中になれることしよう
