大和市長選の投票が23日行われました。小田は、当選した古谷田力候補とは3492票差の2万5796票で次点。惜敗率にすると88%。あと一歩のところで涙をのみました。悔しい気持ちでいっぱいです。

 

 やり方さえ間違えなければ、決して勝てない戦ではありませんでした。「負けに不思議の負けなし」とも言われますので、自分なりに敗因を分析していますが、ひとえに私の力不足です。ご期待をいただいた市民の皆様、雨の日もポスターを貼るなど多大な支援をいただいた支援者の皆様に心より感謝すると同時に、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 「大木哲市長を負かした意義はあった」といった慰めの言葉を複数の方からいただきました。私の天命は大和市政の舵取り役ではなく、単に現職を打ち負かす役割だっただけなのかもしれません。

 

 この選挙戦は驚きや奇跡の連続でした。大木市長の引退表明は多くの人にとって驚きをもって受け止められました。5選出馬表明はさらに驚かされました。

 

 一方、我が道を歩いてきた私が自民党の推薦を得たことも奇跡でした。サラリーマン出身で身内に政治家がいるわけでもなく、地盤、看板、カバンの3バンもない身でありながら、市長選という大きな選挙戦をカタチにできたのも奇跡だったかもしれません。「最後の奇跡」を信じて願いましたが、かないませんでした。 

 

 古谷田候補は選挙戦で大木市長を批判する立場を鮮明にしましたが、もともとは最与党な立ち位置でした。今後、どのような市政運営をするのか注目されます。いずれにしても、より良い街づくりをしていただければと存じます。

 

 24日は後援会の役員の皆様にご挨拶した後は、支援していただいた方々にお礼の電話をかけ続けました。賑わいを見せていた選挙事務所も片づけとなります。松尾芭蕉の俳句が脳裏をよぎりました。

 

 「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」