16日は横浜市内で行われた浅尾慶一郎元参院議員の総決起大会に参加しました。同日までに通常国会も閉会し、「6月22日公示、7月10日投票」との参院選日程が閣議決定され、事実上の選挙戦に突入しています。

 

 総決起大会では、浅尾元参院議員の選対本部長を務める甘利明衆院議員や、自民党神奈川県連会長の小泉進次郎衆院議員らが挨拶。浅尾元参院議員は「あと一押し、二押しでギリギリ滑り込める状況だが、まだ名前が浸透していない」と述べ、参院選神奈川選挙区での当選に向けてさらなる支援を呼びかけました。

 

 浅尾元参院議員は「誰にでも何度でもチャンスのある社会を」がキャッチフレーズですが、陰の合言葉は「朝起きたら何だっけ? あさお慶一郎!」ということです。私も、日本に「あさを」もたらしてくれる立候補予定者だと捉えています。

 

 この日は、一票の格差を是正するための衆議院小選挙区の区割り改定案が公表されました。大和市、綾瀬市、座間市、海老名市で構成される神奈川県第13選挙区では、横浜市瀬谷区が新たに編入する一方、座間市が新設の20区へ、海老名市が16区へそれぞれ分離することとなっています。

 

 表に示しましたが、現在の神奈川13区を構成する県央4市は行政の結びつきも強いです。過去の区割り改定では、座間市の一部が離脱したものの、4市の枠組みは維持されました。

 

 

 今回の区割り改定で、政令指定都市の横浜市の一部が編入されることは、噂はあったものの驚きです。私が住んでいるエリアは瀬谷区に近く、区内で飲食したり買い物したりする機会もあります。個人的には生活圏の一部ではありますが、多くの13区の有権者にとっては戸惑いが隠せないでしょう。

 

 一票の格差是正は、投票権の公平性を担保する意味で重要です。ただ、格差を2倍未満に抑えるよう機械的な是正を続けていくと、人口の多い首都圏は選挙区が軒並み増える一方、人口の少ない地域は選挙区が減ってしまいます。地方の声が国政に届きにくくなり、一部の地域はますます過疎化してしまいかねません。人口減少時代に突入するなか、区割り改定の在り方自体を考え直す時期が来ているように思います。