報告が遅れてしまいましたが1日、大和市議会の6月定例会が始まりました。会期は27日までの27日間です。

 

 市は初日の本会議で、新型コロナウイルス感染症のワクチンの4回目接種を行うための補正予算(約5億4000万円)を専決処分したことを報告しました。また、世界的な半導体不足で必要機器が調達できなかったため、前年度に終える予定だった中部浄化センターの電気設備工事などを今年度まで延長することも報告しました。半導体不足は住民に身近な市政にも影響を及ぼしています。

 

 本会議では、物価高を受けた政府の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に基づく補正予算(約9億3000万円)を可決しました。これは、低所得の子育て世帯に児童1人あたり5万円の特別給付金、住民税非課税世帯や家計急変世帯に1世帯あたり10万円の臨時特別給付金をそれぞれ支給する内容です。いずれも政府の政策であり、財源はすべて国庫補助金で賄います。

 

 緊急対策に関する政府の補正予算は国会で5月31日に成立したばかりですが、それを受けた市の補正予算が翌日の市議会で成立したわけで、とてもタイトなスケジュールとなっています。

 

 市は今定例会で、おひとりさま支援条例案や補正予算案などを提案しています。おひとりさま支援条例案については報道がすでに出ていますが、ここでいう「おひとりさま」とは「年齢を重ねたことにより他者や社会との関わりを必要とする」独居の市民を指します。「おひとりさま」がひとりぼっちにならないメッセージ性を打ち出すための理念条例のようです。

 

 さて1点お知らせです。自民党神奈川県第十三選挙区支部は6月12日(日)、「ザ・ウィングス海老名」(海老名市中央1‐17‐10、046‐234-1233)にて時局講演会を行います。高市早苗自民党政調会長を弁士として招き、地元の甘利明衆議院議員、参院選に立候補する予定の浅尾慶一郎元参院議員もそれぞれ講演する予定です。

 

 当日は午後1時30分に受付を開始し、午後2時30分から講演会を行います。自民党員でない方も出席できます。ふるってご参加ください。