横浜市長選が8日、告示されました。現職と新人の候補者8人が入り乱れる異例の選挙戦となっています。

 

 私は、前国家公安委員長の小此木八郎(おこのぎ・はちろう)候補の第一声を聞くため、横浜市内に出向きました。小此木候補は自民党神奈川県連会長を長く努めており、IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致をめぐる地元の反対意見を踏まえ、閣僚や衆院議員を辞めて立候補しました。


 

 この日はあいにくの天気だったため、第一声の会場は市内のホテルに急遽変更されました。自民党の甘利明税調会長や河野太郎大臣をはじめ、県内の国会議員や地方議員、地元の横浜市議、公明党の国会議員などが出席したほか、小此木氏と親交が深い野田聖子衆院議員、浜田靖一衆院議員も駆けつけて応援演説しました。


 

 小此木候補は「本当に大事なのはIR取りやめを実現して、その後の横浜の姿をどう作るかだ」と誘致反対の姿勢を改めて強調し、脱炭素社会の構築に向けた意欲を表明しました。さらに「この選挙に失敗すれば、もう政界には戻らないと決めている」と不退転の覚悟を示したうえで、「信頼を得る。皆さんと共に横浜の新しい姿を描き実現したい」と支持を訴えました。



 

 小此木候補は2019年の参院選で、自民党公認候補のビラの証紙貼り作業に支援者や地方議員が汗を流していた際、会場内をくまなく回って「有難う。よろしくね」と気さくに声を掛けていた姿が印象的です。良い意味で政治家らしくない、とても誠実な方だと捉えています。

 

 横浜市民の皆様は是非、ご理解ご支援のほど宜しくお願いいたします。