大和市議会の12月定例会が25日、スタートしました。会期は12月21日(月)までの27日間です。
 
 初日の本会議では、教育委員1人を再任し1人を入れ替える議案にそれぞれ同意しました。また、職員や議員らのボーナスを0.05月分引き下げる条例改正案を可決しました。
 
 今定例会で、市民生活にもっとも関わりそうな議案は、平成20年に施行した路上喫煙防止条例の改正です。現在は過料(刑法上の刑事罰ではありませんが罰金のようなもの)がかかる禁止区域と、過料がかからない禁止区域、その他の地域は路上喫煙はしない努力義務規定の3階建てとなっています。これを見直し、市内全域で「路上喫煙をしてはならない」と禁止します。
 
 ただ、過料の対象区域や金額を拡大するわけではありません。なので、メッセージ性を強く打ち出した改正内容と理解できます。市では、議会で可決されれば来年4月から施行する予定です。
 
 この条例は環境建設常任委員会の所管で、27日に委員会審議を行います。私は今期は委員長なので、基本的には司会進行です。
 
 大和市では今年4月にマスク着用義務を定めた条例を専決処分で制定。6月には、歩きスマホを禁止する条例も定めました。県外の地方紙が8月に掲載した社説で「規範的な条例に熱心な市政」と論評していましたが、その背景には、病院経営の悪化をはじめ市の財政が厳しくなり、市が「ハードからソフトへ」の路線を強めていることがあるとみられます。
 
 一般会計の補正予算案では、コロナ対策として、ひとり親家庭に対して1世帯5万円の臨時特別給付金を支給する経費を盛り込んでいます。既に今年7月、1世帯2万円の給付金を支給していますが、額も増額しています。2回目ですし、色々と議論はあるかと思います。
 
 さて、ブログやフェイスブックでの投稿は久々となりましたが、最近は、短文投稿で拡散力の高いツイッターを活用しています。コロナ自粛が強まってきそうな昨今ですが、私は新型コロナウイルス感染症のリスクを適切に評価し、必要以上に過剰に恐れないことが大切だと考えています。冷静な世の中になることを心より期待しています。