大和市議会の常任委員会と特別委員会の審議が9月1日~4日と7日の5日間行われました。今年度は環境建設常任委員会と基地対策特別委員会に所属していますが、環境建設委は委員長なので、質問や質疑を重ねるというよりは運営役に務めました。
 
 5つの委員会の審議で私が気になったことは、(1)大和市内の東名スマートインターチェンジ構想は新型コロナウイルスの影響で予算が不足していることを受けて事実上の凍結方針が示された(2)前年度は3億6000万円の赤字を出した市立病院の経営状況-の2点です。特に病院経営は今年度、新型コロナの影響でさらに深刻化すると見込まれ、何らかの対応が必要になりそうです。
 
 週末となる6日は、自民党神奈川県連市町村議員協議会のメンバーとして座間市議選(13日告示、20日投開票)の応援に入り、党の街宣車で広報活動を行いました。自民党は吉田義人(2期)、竹田陽介(2期)、熊切和人(1期)、髙波貴志(1期)、内藤幸男(1期)の現職5人を公認しています。この他にも自民党籍を持つ議員も立候補を予定しています。私が入った6日午後には髙波議員、熊切議員、内藤議員らの事務所を激励し、内藤議員の街頭活動を支援させていただきました。
 
 
 さて、8日には自民党総裁選が告示されました。14日には両院議員総会が行われ、新総裁が決まる予定です。私の自宅にも2陣営から録音による投票呼びかけの電話がありました。
 多くの派閥が支援する菅義偉候補(現・官房長官)が盤石の態勢を築いているようです。菅候補は選挙戦で「不妊治療の保険適用」を公約の一つとして掲げました。地方議員出身ならではの公約だと感じました。地元の大和市では、不妊治療や不育症治療の助成を平成23年から行っており、市は国、県に対する毎年の予算要望で「不育症対策等の全国一律の制度実施」を要請しています。大和市の声が届いたのかどうかは分かりませんが、その要望に沿った内容と言えそうです。
 
 菅候補が掲げたキャッチフレーズ「自助、共助、公助、そして絆」に対して「コロナ禍なのに自助が最初に来るのはどうか」という批判が一部メディアやタレント、野党から出ています。ですが、「自助・共助・公助」は防災や社会保障の分野で確立している考え方です。防災士の教本や厚生労働白書でもその重要性を指摘しており、地方議会でも頻繁に耳にします。自助の順番や割合がどうこうという問題でもありません。なので「ご批判は当たらない」と考えます。
 
 岸田文雄候補(政調会長)は私が前職時代の一時期、担当させていただいたことがありますが、見たままのとても爽やかで実直な方です。野党の国対委員長時代、偉ぶることなく党職員の声に真摯に耳を傾けていた姿がとても記憶に残っています。
 
 石破茂候補(元幹事長)は誰をも恐れず正論を語る直言居士で知られます。党内野党的な発言が多いため眉をひそめる方もいらっしゃいますが、金太郎飴ではなく様々な議員がいる「懐の深さ」こそ、政権与党を長らく担ってきた国民政党の最大の強みだと考えます。
 
 総裁選で党内の論戦が活発になることを期待しますし、新総裁はコロナ禍を収束・沈静化してほしいと願うばかりです。