報告が遅くなってしまいましたが、大和市議会が25日、閉会しました。いろいろと報道された歩きスマホ防止条例や一般会計補正予算案など議案8件と意見書1件を可決しました。私は今期、環境建設常任委員長を務めているので、歩きスマホ防止条例の審議概要を議場で報告しました。
 
 可決した議案のなかには、新型コロナウイルス問題をめぐり、低所得のひとり親世帯に1世帯5万円(児童2人目以降1人につき3万円)の臨時特別給付金を支給するための補正予算案も含まれています。事業費は2億1000万円ほどです。政府の2次補正予算に基づく対応で、国が全額を負担します。早期支給をはかるべく、最終日に議案が緊急上程(提案)され、即日可決されました。
 
 大和市の今年度の一般会計予算は当初780億円で組まれましたが、コロナ問題をめぐり補正予算が相次いでいるため、6月議会時点で3割増の1047億円に達しました。増額補正の大半は、1人あたり10万円の特別定額給付金を支給するための予算(約240億円、全額国負担)が4月に追加されたことによります。
 
 一般会計が1000億円を超したのは2カ月前の話なので今さらではありますが、1人10万円の支給はそれだけ巨額なのだと感じます。これは政府の施策なので全国の自治体でも一様に予算が膨れ上がっているはずです。その負担は将来世代に先送りされたとも言えるでしょう。