1日は大和市議会の本会議に出席しました。25日までの6月定例会がスタートしましたが、今議会もコロナ禍の影響で異例の運用となります。
 
 3月議会で史上初の中止となった一般質問は復活します。当初の予定では18、19、22日の3日間でしたが、18日(木)の1日間に短縮します。質問の持ち時間は通常は一人30分が原則ですが、今回は一会派30分となります。
 
 市は、新型コロナウイルス感染症の対策に伴う補正予算案や「歩きスマホの防止に関する条例」などを提案しました。
 
 歩きスマホ防止条例は毎度ながら「全国初」ということでさまざま報じられています。市内の道路や広場、公園等で歩きながらスマホをするのを禁止するものです。
 
 第5条では「何人も公共の場所において歩きスマホを行ってはならない」「公共の場所におけるスマホの操作は立ち止った状態で行わなければならない」と定めています。罰則規定はありません。
 
 4月に専決処分されたマスク条例は努力義務規定でしたが、今回は「禁止」規定となっています。
 
 補正予算は総額13億9000万円となっています。財源の9割近くは国からの補助金で、その多くは、児童生徒一人に一台の端末を支給するとする政府の「GIGAスクール構想」に伴うものです。政府は令和5年度達成を目指していましたが、コロナ関係の緊急経済対策で大幅に前倒しました。
 
 このほか、児童扶養手当受給者に対する特別給付金、生活困窮者に対する住宅確保給付金の対象拡大、病児保育、放課後児童クラブ、保育所などの保険衛生用品の購入促進費などを盛り込んでいます。
 
 大和市議会では「コロナ対策の費用として使ってほしい」として、12月の冬の期末手当(ボーナス)を1割カットする議員報酬条例改正案を賛成多数で可決しました。夏のボーナスは手続き上、間に合わないため冬期にカットします。市議会では、各委員会の行政視察も今期は自粛することを決めており、ボーナスカットと合わせて総額で約700万円の議会費を削減する見込みです
 
 この日の本会議では議長選、副議長選も行われ、議長に井上貢氏、副議長に小倉隆夫氏をそれぞれ選出しました。2人とも会派は自由民主党です。