13日は、大和市議会の自民党・新政クラブ、大和正風会の2会派で市内の環境管理センターを視察しました。大和市は昨年7月から、家庭で分別されて出された容器包装プラスチックごみの圧縮・梱包を行う「ベール化」を始めており、その状況を把握するのがねらいです。
 
 
 具体的な工程はこんな感じです。まず、保管している容器包装プラごみを破袋機にかけて袋を破り、容器や包装を取り出します。その後、別の機器で押しつぶして圧縮します。減容したプラごみはひと固まりで300キログラムになり、1日10個程度完成します。市はリサイクル業者に譲渡します。
 
 
 リサイクル業者は、アンモニアをはじめとする化学工業の原料の合成ガスにしたり、鉄精製時に使用する酸化還元剤にしたりして再利用しています。
 
 研修では、プラごみの分別方法も学びました。
 
 家庭で排出するプラごみは「燃えるごみ」と「容器包装プラスチックごみ」に分別しなければなりません。容器包装プラの3要件は(1)物を入れ、または包むもの(2)中身が商品(3)商品が消費されたら不要になる-となります。
 
 簡単に言うと、容器や包装物として使われるプラごみは容器包装プラにあたります。本体に「プラマーク」の表示があるものは無条件に該当します。一方、CDやポリバケツ、ハンガー、浮輪などはそれ自体が商品なので、プラスチック製であっても燃えるごみに区分されます。
 
 私自身、プラごみは全部まとめて出せばよいと誤解していました。容器包装リサイクル法では容器包装のリサイクル費用を事業者が分担することとしていますが、製品本体は対象外です。リサイクルの対象を容器包装に限定しているのは、プラごみ全部だと多額の費用がかかるためです。
 
 
 ややこしいことに、ごみ処理施設の性能等が異なるため、自治体によって分別方法は若干異なるそうです。大和市の分別方法のパンフをダウンロードできるサイトがありますので、市民の皆様はご参考にしてください。