14日、15日は超党派団体、関東若手市議会議員の会の研修で横浜市会に足を運びました。
 
 
 研修では、オープンデータを活用して市民や企業と連携して課題解決を進める「オープンイノベーション」や、合理的根拠(エビデンス)に基づいて政策を立案する「EBPM」(Evidence Based Policy
Making)、持続可能な世界を実現するために国連が採択した17の目標「SDGs」(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の3つのテーマを学びました。
 
 最近、耳にする機会が多いSDGsについて紹介します。横浜市は昨年6月、政府が公募した「SDGs未来都市」に選ばれ、今年には、この分野で企業や大学、地域団体などとの連携を進める「デザインセンター」(https://yokohama-sdgs.jp/)を設置しました。
 
 なかでも、市が「SDGsのモデルとしたい」と意気込んでいるのが木製ストローを普及、啓発する取り組みです。木製ストローは、森林内の木が混み合わないように伐採した間伐材を原材料として障害者によって制作されています。森林保全やプラスチックごみ削減で環境問題への対策となるうえに、新規ビジネスや雇用を生み出す経済効果も見込まれ、SDGsが掲げる17の目標の多くを満たします。
 
 このほかにも、小学校の授業で海のライブ映像を見せて海洋環境を学ぶ「海中教室」を行ったり、時刻表やルートをあらかじめ定めず要望に合わせて運行する「オンデマンドバス」の実証実験を始めたりするなど、様々な取り組みを試行しています。とても野心的な取り組みだと思いました。

 

 

 15日夜は、大和青年会議所(大和JC)の現役・OB交流会に参加しましたが、現役メンバーの名刺の裏には一様に、SDGsのマークやアイコンが印刷されていました。日本青年会議所が主催する夏の一大イベント「サマーコンファレンス」の今年のテーマはSDGsだったそうで、JCとしても力を入れているようです。なんともSDGsな一日でした。