1日は大和市議会議会運営委員会の2泊3日の行政視察で、熊本県玉名市役所に足を運びました。
 
 
 玉名市は、NHKで放映中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で主人公の一人となっている五輪マラソン選手、金栗四三(かなくり・しそう)の故郷です。市ではPR推進室を設置して大々的に宣伝しており、庁舎内でも看板が目立ちます。
 
 
 玉名市議会は平成29年11月に議会基本条例を施行し、議会改革の様々なメニューを条例上に位置づけました。これを受けて、早稲田大学マニフェスト研究所が例年行っている議会改革度調査で同年度に熊本県内トップに躍り出ました。
 
 特筆すべきは、災害対応に関する基本計画(BCP)です。平成28年の熊本地震を受けて策定されましたが、発災時の体制のあり方を細かく示すなど大変充実した内容となっています。
 
 行政の附属機関(審議会のようなもの)への議会選出を原則的に廃止している点も目を引きます。「行政を審査する議会が執行機関に組み込まれてはおかしい」との考え方に立ったということです。
 
 一方、議会基本条例に規定されている議員間討議、代表質問、全議員で構成される議員政策研究会は実際には進んでおらず、改革は途上段階のようでした。
 
 
 さて、1日から消費税が10%に引き上げられました。私がお昼に食べた熊本ラーメンも、税率が10%でした。ただ、コンビニエンスストアで購入した飲料水やお菓子は軽減税率が適用され、8%です。複数税率に慣れるには時間がかかりそうです。