4日は宮久保凧あげ同好会の凧あげの集いに参加しました。午前中は好天でしたが午後から雲行きが怪しくなり、一時はヒョウが降る大雨に。残念ながら、凧あげは中止となりました。
 
 
 ただ、懇親会では、今月販売されたばかりの大和市の地ビール「大和育ち」をたしなむことができました。令和の新時代の到来に合わせて誕生したということです。ビールにはハーブが入っており、フルーティーな味がしました。
 
 
 さて、令和の時代が始まりました。この日の一般参賀には14万人超が訪れたそうです。大変おめでたいことですが、皇位継承をめぐっては天皇陛下の弟である秋篠宮さま、その長男である悠仁さま、上皇さまの弟である常陸宮さまの3人しか有資格者がおらず、皇室の存続が新たな課題としてクローズアップされています。
 
 世論調査では女性天皇や、母方が天皇陛下の血筋を引く「女系天皇」を容認する声が強いです。ただ、私は女性天皇はともかく、女系天皇は認めるべきではないと考えます。
 
 というのは我が国の天皇陛下は有史以来、父方が天皇陛下の血筋を引く「男系」が維持されているからです。過去に女性天皇は8人(再任を含めると10代)いますが、女系天皇は一人もいません。天皇陛下が「万世一系」とされるのは、126代一貫して男系が維持されてきたからにほかなりません。女系天皇が生まれれば皇統は断絶します。別の王朝が始まるといっても言い過ぎではないでしょう。
 
 とはいえ、年齢や世代を考えると、次の天皇陛下の候補者は事実上、悠仁さま1人に限られます。現在の皇室典範は、皇位継承者を「男系男子」に限定しています。悠仁さまがご結婚されて子供ができたとしても、男子でなければお世継ぎは途絶えます。
 
 私としては、皇位継承の資格を将来的に「男系男子」から「男系」に変更して、女性天皇までは認める方が良いと考えます。皇統を維持するために、GHQが廃止した旧宮家の子孫の皇族復帰も検討されるべきでしょう。歴代の天皇陛下の半数は正室の子供ではないことを踏まえ、皇室に限定した側室制度復活が議論されてもよいでしょう。
 
 ただ、現時点で皇室典範を改正してしまうと、その内容次第では、男系男子の悠仁さまと、天皇陛下の長女で男系女子の愛子さまのどちらを選ぶのかという跡目争いが生じかねません。
 
 皇位継承をめぐる検討作業は、これまでの歴史や伝統を十分に検証したうえで、慎重かつ丁寧に行う必要があるでしょう。現代人の感覚で短兵急に結論を急ぐのは歴史に対して不遜な態度だと思います。