25日は大和市議会の会派、自民党・新政クラブの行政視察の2日目。この日は那覇市立病院に足を運び、病院経営を研修しました。
 
 
 
 那覇市立病院は慢性的な赤字経営を脱却すべく、平成20年に地方独立行政法人に移行し、人事や給与、予算編成などの権限を行政から譲り受けました。ある程度独立するなかで経営改善を進めています。近年では平成28年度に、職員全員を対象にした「経営改善学習会」を開きました。経営状況を共有化し、「親方日の丸」的な体質から抜け出し、当事者意識を持たせるよう意識改革するのが狙いです。職員からは材料費や旅費の削減など約170項目の提案が出ました。
 
 これらの経営改善の努力から、小児医療や周産期医療といった不採算部門を維持しつつも、年間で2億円程度の医業収益を出しているということです。ただ、約5年後に控えている病院建て替えの総事業費は250億円超に上ると見込んでおり、たゆまない経営改革を続けています。
 
 一方、大和市の市立病院は、患者数の減少を受けて近年、赤字経営となっており、経営は厳しさを増しています。那覇市立病院における「職員の意識改革」というキーワードが参考になるのではないかと考えました。
 
 

 

 今回の行政視察は期間が短く1泊2日。帰京後は、横浜市内で行われた神奈川県土地家屋調査士会と同政治連盟の新春賀詞交歓会に出席しました。