16日は大和市議会の会派、自民党・新政クラブの行政視察(2泊3日)の最終日。この日は尾道市役所に足を運び、健康推進事業について学びました。

 

 

 尾道市と言えば、大林宣彦監督が映画を撮影する場所として知られ、私も20年ほど前に訪れたことがあります。今年は市制120年ということで、庁舎の建て替え工事も行われています。

 

 

 尾道市の高齢化率は今年3月末現在で35%超で、中国・四国地方でもトップクラスです。さらに健康寿命が短いというデータもあり、同市では健康寿命を延ばすための対策に力を入れています。

 

 「出たもん勝ち」と題した事業では、定年後に国保に加入した高齢者をターゲットに、市内のお出かけマップを作成して配布することで、外出を促進しています。とてもユニークなネーミングです。

 

 年齢を重ねるごとに幸せを感じられる社会との願いを込めて、「幸齢ウォーキング推進事業」も実施しています。普段より10分多く歩くことを習慣づける「プラス10分てくてく運動」を展開。一定のポイントを溜めた参加者に対し、市内の地魚のお店やスポーツ用品店で使用できる商品券を配布しています。

 

 

 これに先立つ15日は、呉市海自歴史科学館(大和ミュージアム)を見学しました。「観光旅行か」とお叱りを受けるかもしれませんが、我が会派は、誰もが気軽に厚木基地の歴史を学べる施設の設置を提案しており、平成28年の3月議会では国に意見書を出しています。その参考にするのが目的です。

 

 

 ここでは、呉の海軍工廠で極秘に製造された戦艦大和の歴史を学ぶことができます。10分の1スケールの模型も展示しており、往時の姿をしのぶことができます。市の施設ですが、大手旅行会社や大手印刷会社など4社で構成する指定管理者が運営。例年、90万人程度が来館しており、観光の主力として市に貢献しています。

 

 私の地元でも「厚木基地を観光資源として活かしたい」という声は根強くあり、私も共感しています。なかなか一足飛びにはいきませんが、調査研究を進めていきます。