1日遅くなってしまいましたが、20日は桜ヶ丘東地区11自治会合同の防災訓練に足を運びました。11地区合同の訓練は8年ぶりで、主催者によると419人が参加しました。
 
 大震災によって火災が複数個所で同時発生したなどの場合には、消防の到着が遅れる事態も想定されます。このような場合には自主防災として、初期消火が必要になります。この日の訓練は、防災意識を高め万が一に備えることを目的に、桜丘小学校の校庭を5つに分けて行われました。
 
 地震体験では、震度5強や6強がどんな状況であるかを身をもって経験しました。
 
 大和市が市内全域で整備している消火資機材・スタンドパイプの実演も行われました。十字カギを使ってテコの原理を用いて消火栓のふたを開け、栓内の放水口にスタンドパイプを取り付け、放水する。簡略化すると、こんな手順です。
 
 プールなどの防火水槽から揚水して放水する可搬式ポンプの説明もありました。大和市では、市内の公立小中28校のうち、プールがある15校に配備しています。プールには270トンの水があるということです。
 
 消火器の使い方についても解説がありました。「消火器は15~30秒程度しか噴射できず、いかに火に命中させるかが大事だ」ということです。火の手は下から上に上がるので、火を消す際には下の火元を狙うのが基本です。使用期限が切れていないか、底がさびていないかを確認し、消火器を横にするなどして薬剤を撹拌することも定期的に行ったほうがよいそうです。
 
 
 市が公共施設やコンビニなどに設置しているAED(自動体外式除細動器)の使い方講座もありました。AEDは突然、呼吸や反応がなくなり電気ショックが必要な際に活用するものです。ただし、胸骨圧迫や人工呼吸も並行的に行う必要があります。音声ガイダンスに従って救助活動を行います。
 
 訓練終了後は、街頭演説も行いました。