19日は、大和市議会の議会運営委員会などがありました。22日の最終日へ残りわずかです。
 
 夜は東京・霞ヶ関で行われた防衛省シンポジウムに足を運びました。表題は「北朝鮮の核・ミサイルの脅威にどう対処するか」です。
 
 
 防衛省の説明によると、北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁に反して、洋上の船舶間で荷物を積み替えて密輸する「瀬取り」を実施しています。海上自衛隊は、ドミニカ(1月20日)、ベリーズ(2月13日)、国籍不明(同16日)、モルディブ(同24日)の船との瀬取りが疑われる様子を写真撮影しており、北朝鮮が制裁逃れを図っている可能性があるということです。
 
 北朝鮮は1991年12月、非核化宣言に合意したものの1年3カ月後に核拡散防止条約(NPT)を脱退するなど、合意やぶりを繰り返してきた経緯があります。道下徳成政策研究大学院大教授はこのような歴史を踏まえ、「(南北首脳会談と米朝首脳会談の後に)手詰まりの時期が来て危機が高まることは考えられる」と指摘。対話の前提となる経済制裁や防衛力を強化する必要性を訴えました。
 
 森本敏元防衛大臣は、今後予想される動きとして、韓国が米国をリードして妥協を迫る構図が考えられると分析。「米国が変な妥協をするのが一番困る。トランプ大統領にモノを言えるのは(安倍晋三)総理ぐらいであり、日本が米国にどんなメッセージを持って行けるかだ」と語りました。
 
 テレビを観ていると、決裁文書の書き換え問題が繰り返し報じられていますが、置き去りにされがちな北朝鮮問題にも目を配っていただければと思います。
 
 
 会場周辺で夜桜を見つけました。地元ではまだ開花を確認していませんが、これだけ早いと、関東地方では入学式の時期には散っているのかもしれません...。