8日は、総務省が東京・西新宿で開催したプログラミング教育推進事業の成果発表会に足を運びました。15日の大和市議会一般質問でプログラミング教育を質問するので、その情報収集です。フォーラムでは、教員研修のあり方や課題分析のほか、各地で行われている先進的な取り組みが紹介されました。

 

 

 IT先進都市を目指している愛知県豊橋市では、先進国のイスラエルで使われている教材「コードモンキー」を採用。教材を市民1000人に提供して、指導役のメンターを育成しています。また、放課後子ども教室で講座を実施。イスラエルの小学生と対決するプログラミングコンテストも開いています。

 

 レゴ社製の組み立て式教育ロボットを活用している静岡県西伊豆町の町立賀茂小学校では今月5日、6年生がメンターとして3、4年生に教える講座を開催しました。同町では「地域の力で子供を育てる」として、教員は放課後活動に関与せず、元校長や保護者、ボランティアがプログラミング教育のメンターを務めているそうです。

 

 

 会場の外には教材やパンフレットなどが展示されていました。なかでも私が最も興味をそそられたのはソニーの学習キット「KOOV(クーブ)」です。なんと、あらかじめ入力したプログラムでブロックのおもちゃが動くんです。ジンベイザメやギターが置いてありましたが、キリン、犬、消防車など様々な形を作ることができます。それに見合った動作が必要なので、バリエーションは広いです。自分で作った作品を世界に公開して出来映えを評価し合うこともできます。5万円程度と高額ですが、市販もされています。

 

 

 

 AI(人工知能)をはじめとした技術革新によって、今ある仕事の半数程度は自動化される可能性が高いとも言われます。そのような中、新たに生まれる仕事の基盤をなすプログラミングの基本的な考え方を学び、すそ野を拡大していくことが不可欠となっています。フォーラムに参加して、プログラミング教育の重要性を改めて気づかされました。

 

 

 さて、今週は一般質問の準備がメインです。7日には茅ケ崎市役所を訪問し、中核市移行や保健行政などについて話を伺ってきました。これまでに得た情報を整理して、深い質問を目指していきます。