6日は、神奈川県宅地建物取引業協会県央東支部が主催する「甘利明講演会」に足を運びました。
 
 甘利代議士は北朝鮮への対応、アベノミクス、厚木基地の米空母艦載機の岩国移駐などの問題について講演しました。行政改革のあり方についても触れ、「予算を圧縮する『我慢の行革』ではなく、予算の生産性を上げるための『工夫の行革』が必要だ」と力説しました。そのうえで、中央省庁間で良い取り組みを共有する「ベストプラクティスの横展開」の必要性を強調しました。
 
 既に報道もされていますが、甘利代議士は自民党の行政改革推進本部長に就任する予定です。平成20~21年の麻生太郎内閣で務めた行政改革担当大臣の経験が買われたのだろうと推測します。私としては、日本の借金が国と地方を合わせて1000兆円に上るなか、党の立場から行革を牽引することは重要な役割だと思います。また、来年秋の自民党総裁選以降の新人事ではさらに活躍していただけると確信しています。
 
 さて、訪日中のトランプ米大統領が安倍晋三総理と会談しました。北朝鮮の核・ミサイル開発をはじめとして安全保障環境が厳しさを増していますが、我が国は憲法9条2項(戦力不保持)の制約から軍事的な抑止力を持ち得ていません。
 
 である以上、日米同盟を強化していくことは「日本の生きる道」として不可欠です。北朝鮮への圧力の一致を中心に、両首脳が緊密に連携していく姿勢を改めて示したことは日本の国益に資すると考えます。