7日は、大和市倫理法人会のモーニングセミナーに参加。午後は、神奈川県隊友会県央支部が海老名商工会館で開いた防衛講話を伺いました。中身は、現役の海上自衛隊幹部による安全保障環境についての解説です。
 
 
 地方議員は通常、防衛・安全保障問題とは無縁ですが、大和市には在日米軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地があります。無関係ではいられません。
 
 
 さて、安全保障環境と言えば、北朝鮮情勢をめぐって軍事的緊張が高まっています。
 
 北朝鮮が非核化しない限り対話に応じないとするオバマ政権の「戦略的忍耐」は失敗に終わりました。北朝鮮はここ近年、これ見よがしに核実験やミサイル開発・発射を活発化させてきたからです。北朝鮮の暴走を食い留めるには「新たなアプローチ」が必要になっており、トランプ政権では「あらゆる選択肢」を念頭に置いています。
 
 報道によると、北朝鮮は、米国本土を射程に収めた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発まで一歩手前で、核の小型化も進めています。米国からすれば、放置し続けていれば自国が核ミサイルの危険にさらされてしまいます。5月の韓国大統領選で、親北・反米の左派政権ができるかもしれず、そうなると身動きがとりづらくなるかもしれません。

 

 こんな背景もあって、北朝鮮と米国が激しい舌戦を繰り返し、「チキンレース」のようになっています。米韓合同軍事演習が終わる今月末まで、緊張感が高い状況が続きそうです。気が気でないですが、冷静に状況を見つめたいと思います。