14日は、「市長が語る大和市」に出席し、大木哲市長の講演を伺いました。大木市長は、3日にオープンした文化創造拠点の概要などを説明。館内にあるカウンター席、ラウンジ席などの座席数(795)は県内の図書館で最大だということです。市長は、米国の次期大統領にトランプ氏が選ばれた背景なども解説していました。
 
 
 午後は山梨県甲府市に日帰りで出張。「関東若手市議会議員の会」の研修に参加しました。
 
 
 研修のトップバッターは、都市部から地方に高齢者を移住させるべく政府が進めている「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想の全国先進7団体に選ばれた都留市です。
 
 CCRCとは「Continuing Care Retirement Community」の略語。直訳すれば、医療や介護のケアを継続的に受けられる退職高齢者向けのコミュニティー、といったところでしょうか。都留市では、 都留文科大学など3つの大学がある強みを活かして、大学を核とした居場所づくりを進めています。平成31年度末までに280戸を整備し、500人の移住を目指しているということです。
 
 研修テーマの2つ目は「地域資源を生かしたまちづくり」です。
 
 
 甲府市では、地元料理の鳥もつ煮をPRすることで地域を活性化しようと、市職員10人が市民団体「甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊」を結成。平成22年には、ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」に初めて参加し、最高賞を受賞しました。立役者である市職員の土橋克己さんは、できない理由を探すのではなく、『どうやったら、できるか』を考えることの重要性を説いていました。
 
 4店舗しか入居しておらず、ほぼ空きビルとなっていた中心市街地のビルを改装し、 「横丁文化」を復活させることで地域の賑わいを目指す「甲府ぐるめ横丁」の取り組みも紹介されました。
 
 
 同ビルの現在の入居数は16店舗。再開発を手掛けた東京港区の不動産開発会社「アスラボ」の青木はるひさんによると、初期コストがかからないよう開業支援をしたり、ノウハウを提供したりすることで、出店を増やしていったということでした。ビル購入からテナント募集、改装工事、再オープンまでの期間がわずか約1年という短期間であることにも、驚きました。