25日は、大和市議会厚生常任委員会の行政視察に参加しました。同委員会では2泊3日の行程で愛知、岐阜両県の計3市を回ります。
 
    初日の訪問先は愛知県大府(おおぶ)市です。同市はトヨタ車ヴィッツの全車両を市内の工場で生産するなど自転車関連の企業が多い工業地域で、大和市と同様に「健康都市」を標榜しています。
 
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   大府市とお隣の東浦(ひがしうら)町では、健康や医療、介護、福祉関係の施設を集めて健康長寿の一大拠点を形成する「ウェルネスバレー構想」を掲げ、全ての世代が幸せに暮らせる「幸齢(こうれい)社会」の実現を目指しています。
 
    愛知県がウェルネスバレー内に整備した総合施設「あいち健康プラザ」はフィットネスジムのほか、健康の科学に関する展示室、図書室などを備え、宿泊することもできます。館内は南国のような雰囲気で、さしずめ健康のテーマパークです。
 
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   大府市では認知症対策にも注力。罹患者を支援する「認知症サポーター」は9月末時点で、市民の8.3%を占める約7500人に達しており、人口比に占める割合は大和市の倍以上です。
 
    認知症高齢者が行方不明になったと想定して捜索活動や通報等を行う「徘徊捜索模擬訓練」も市内各地で実施。さらに、市内の配送業者や新聞配達員は異常発見時に市役所に通報することにし、見守り活動の一翼を担ってもらっています。
 
    認知症を予防するため、計算・しりとりなどの「認知課題」と運動を一体的に組み合わせた「コグニサイズ」は、同バレー内にある国立長寿医療研究センターが開発。全国に広がっています。
 
    大府市の担当者によると、健康に関する様々な取り組みは、健康寿命の延長に役立てるだけでなく、産業創出やビジネスにもつなげているということです。まさに「健康都市」の面目躍如です。

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