13日は自民党・新政クラブの行政視察の2日目。本日は「はるばる来たぜ函館へ♪」です。お題目は「議会改革と議会報告会」です。

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  函館市議会では、平成26年5月、議会報告会検討会議を「議会活性化検討会議」に改称。計12回の議論を踏まえて昨年4月に報告書をまとめました。大変精緻な内容です。

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  報告書や市議会事務局の説明によると、同市議会では、一般会計の補正予算案を3つの常任委員会に分けて審議(分割付託)するのは「議案一体の原則に合致していない」などとして、議長を除いた全議員による「予算決算常任委員会」を設置。既設の常任委員会を分科会として活用することで効率的な審査を行っています。ただ、当面は特別委員会として試行し、検証した上で常任委員会化を図ることにしているそうです。

  一方、議員同士が議論する「議員間討議」をめぐっては、「可決、否決、修正について協議する討議となっていない」と分析。議決する際に多数派の意見が明確になるよう運営するなど、委員会審査を見直すことにしました。

  私個人としては、議員間討議の是非はともかく、議案に賛成するにしても反対するにしても、その理由を分かりやすく明確に説明することが必要だと感じた次第です。

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  一方、同市議会で既に導入している本会議での「一問一答制」については、議論を聞いている市民に分かりやすい利点がある一方、質問内容が細かすぎたり質問の重複が多くなりがちになる欠点もあると分析。今後については継続協議(当面は現状維持)とすることにしました。

  議会の運営方法をめぐっては、各市議会でやり方がマチマチで、それぞれにメリットやデメリットがあります。私も大和市議会の議会改革実行委員の一人ですが、「市民に分かりやすい運営方法が最善である」と肝に銘じ、今後の議論を進めていきたいと改めて思いました。

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  翌日は札幌市役所を訪れます。JR函館駅周辺の道路標識には札幌市まで「282km」と表示されていましたが、北海道は「でっかいどう」ですね。