10日は、大和市議会の臨時議会が開かれました。専決処分(議会の議決を経ずに市が処理)の報告、承認があったほかは、委員会の変更、委員長などの互選などでした。

 私が担当する委員会等も変わります。

【常任・特別委員会】
環境建設常任委員→厚生常任委員
議会運営委員&基地対策特別委員→交代
【附属機関】
社会福祉協議会評議員&交通安全対策協議会委員→社会福祉審議会委員
【その他】
議会報編集委員、議会改革実行委員→継続

 議会運営委員と基地対策特別委員は、同じ会派の同期の議員と交代しました。いずれも大事な委員会なので、委員外議員として傍聴しようと思います。それ以外については、様々な分野に取り組んだ方が良いだろうと判断し、担当を変えました。

 なお、市社会福祉審議会は、市の社会福祉問題に関する諮問機関で、委員は地域福祉計画の進行管理も担当するということです。1年目に比べて若干、担務が軽くなっていますが、引き続き頑張ります。



 さて、市役所正面玄関前の掲示板に貼られていた「第28回かながわピースフェア大和平和まつり」のポスター(4月27日、著者撮影)を掲載しておきます。

 ポスターでは、「爆音いらない! 静かな空を!」「米原子力空母R・レーガンは横須賀を母港にしないで」「オスプレイは来ないで! 訓練拠点にしないで!」「沖縄と力を合わせて辺野古新基地建設を止めよう」「戦争法を廃止させ、立憲主義・民主主義をとりもどそう」とのスローガンを掲げ、左下に「後援 大和市」と記してあります。

 「戦争法」という表現がありますが、もちろん、日本にそんな法律はありません。共産党、社民党や市民団体など特定の立場に立った一部の人々が、一連の安全保障関連法制についてレッテル貼りするために使っているフレーズです。まったく一般的ではありません。

 「静かな空を!」は市民共通の願いですし、騒音の主な原因となっている米軍空母艦載機の移転は速やかに進めなければなりません。ただ、それ以外は、特定の立場に立った政治的な主張です。

 もちろん、政治運動は自由ですが、行政機関である大和市が、特定の政治運動を「後援」し続けているという現状は、まったく理解できません。市が定めた後援名義に関する要領にも違反しています。

 8日の「ピースフェア」では、私が確認した限り、2回にわたって「打倒安倍政権」と呼びかけていました。政治運動の色合いが極めて濃厚なイベントであったことは明白です。

 仮に、市がこのイベントに対する後援名義を事後に取り消しても、それは行政が特定の政治運動に加担しないという至極当然の対応であり、言論の自由の阻害にはあたりません。もう、この問題に終止符をうたねばなりません。