14日は、大和駅で朝立ちした後は、超党派の「関東若手市議会議員の会」の研修で、茨城県つくばみらい市に足を運びました。同市は、東洋経済新報社の都市データパック2015年版で、「成長力ランキング」の日本一に輝くなど、発展が目覚ましい街です。



 つくばエクスプレス(TX)で秋葉原駅から約40分のみらい平駅を降りると、眼前に広がるのはマンションやアパート、戸建てといったカラフルな新興住宅。見渡す限り、築年数が古い住宅は一軒もありませんでした。



 研修では、昨年4月に開校したばかりの市立陽光台小学校を見学しました。教室と廊下の仕切りが半分程度しかなく、開放的な空間を形成する「ハーフオープン式」の教室が目を引きます。壁面には吸音材を使用しており、「隣のクラスの声がうるさい」といった苦情はないそうです。




 校舎は木材をふんだんに使用。土地も含めて総額61億円と高額ですが、「日本一の学校を作ろう」という掛け声のもと、実現の運びとなりました。保護者が若いためか、この4月には新1年生約200人が入学。全校生徒数は一気に180人も増え、1043人となりました。片庭正雄市長は「(成果が見えにくく、一般的に票につながりにくいとされる)教育は昔は公約に入らなかったが、教育環境の整備は人口増加に必要だ」と力説していました。ご関心の方は、紹介動画 を閲覧ください。



 同市のみらい平地区は空き地がまだ残っており、さらに発展する余地もありそうです。驚かされることばかりです。


 一方、 同市では今年度から、最大100万円の「三世代同居・近居住宅支援事業助成金」を始めました。①住民の呼び戻し②定住促進③子育て支援-の3つが目的です。TX沿線地の同市は、助成金を設けなくても人口が急増していますが、さらに少子化対策を進めています。政府も三世代同居を推進していますが、この補助制度は一つのモデルケースとも言えそうです。


 研修ではこのほか、昨年9月10日の豪雨災害について、地元県議から現状を伺いました。一言で言えば、細かな地域コミュニティにおける情報伝達のあり方などで課題があるが、多くのボランティアが支援してくれたことで、「茫然自失となっていた被災者が前向きになった」ということでした。



 災害と言えば、熊本県で大地震が発生しました。皆様の無事をお祈り申し上げます。