「携帯電話 夜間ダメ」-。神奈川新聞を読んでいたら、こんな記事 がありました。お隣の綾瀬市が4月から、子供の携帯電話の夜間使用を控える運動を始めるそうです。

 大変良い取り組みだと思うと同時に、大変悔しい気持ちもあります。私自身、先の12月議会の一般質問 で似たような提案(「脱スマホデー」の創設など)をしていたからです。これ以上書くと愚痴っぽくなるのでやめますが、めげずに頑張りたいと思います。

 ニュースを見ていると、平成27年国勢調査の速報値で、1920年の調査開始以来、日本の総人口が初めて減少したということです。 市町村の数の82%にあたる1416市町村で人口が減り、秋田県など33道府県で減少が加速しました。これから本格的な人口減少時代がやってくるわけです。

 衆院選挙制度の「一票の格差」と結び付ける報道も目立っています。投票の平等性を担保する観点から、格差の是正は大切ですが、農村地帯などで過疎化はさらに進んでいきます。その都度、チビチビと区割りを変更する方式では「格差を2倍未満に収める」という目安(=最高裁が違憲とみなさない許容範囲)への対応はできなくなってくるでしょう。

 一票の格差をなくすほど、人口過疎地域の議員数は減っていき、その地域の意見は国政に反映されにくくなります。それは過疎化のさらなる進行をもたらしかねません。

 抜本的な選挙制度改革を行うか、一票の格差の許容範囲を緩和するか。その二者択一しか解決策はないように思います。