20日は大和市議会の文教市民経済委員会と総務委員会が自治会連絡協議会を対象に行った意見交換会に出席しました。私の所属委員会は環境建設なので、傍聴です。テーマは「自治会活動の現状と課題」でした。

 自治会役員の担い手が出てこないために役員が高齢化している問題については、激務をこなす会長職を社会的に認めるよう環境整備を求める声もありました。また、任意団体である自治会に対して、行政が依頼する事柄も多いことから、自治会の本来業務との精査が必要だとの意見もありました。自治会と自主防災会との関係については、自治会と自主防災会が同じ組織だと、自治会の担い手がいなくなると自主防災会も影響を受けてしまう、との指摘がありました。

 7割を切った市内の自治会加入率についても議論。自治会長がアパートを回って自治会への勧誘活動を行ったり、自治会加入のメリットを打ち出そうと慶弔金支給を会則に加えたりと、様々な工夫を行っていることが報告されました。「いかに若い人に自治会の魅力を打ち出していけるか」といった声も上がりました。

 以下は私見になりますが、ざっくり言えば、問題の多くは「個人主義の進展に伴う共同体意識の希薄化」ということになるのでしょう。自治会加入や役員就任は強制できないですし大変難しい問題ですが、人はそれぞれ助け合って生きているという理解を深めていくことが大切なのだろうと思います。