16日は、朝立ちをこなした後、JR中央線・武蔵境駅から徒歩1分の「武蔵野プレイス」を個人的に視察しました。



 ここは生涯学習、市民活動、青少年活動の3支援センターと図書館を兼ね備えた複合機能施設で、武蔵野市が平成23年に開設しました。



 施設や窓ガラスが丸みを帯びており、まるでテントウムシのような変わったフォルムです。館内に入ると、コーヒーのほのかな香りが漂ってきます。施設1階の中心部に喫茶店があり、カウンターやテーブルでコーヒーなどを飲みながら、館内の本をゆったりと読むことができます。

 「僕の前に道はない、僕のうしろに道はできる。高村光太郎」

 芸術関係のコーナーでは、詩人や哲学者らの名言が入口のガラス扉に貼ってあり、アートでポップな雰囲気を感じさせます。館内にはらせん階段や吹き抜けがあり、いるだけで楽しい気分になります。昨年度の来館者数は、なんと164万人。1日平均で5000人を超え、多い日には8000人も訪れるそうです。


 武蔵野市の人口は14万人で大和市の6割程度ですが、市立の図書館計3館で、年間200万点以上の図書を貸し出しています。武蔵野プレイスは午後10時まで開館しており、さまざまな努力が実を結んでいると言えそうです。

 大和市が来年11月に開館する予定の文化創造拠点「YAMATO文化森」は、図書館や芸術文化ホール、生涯学習センターなどを併設します。賑わいのある憩いの場とするためには、大和駅から徒歩数分という好立地を活かした運営が必要だと感じました。




 さて、夜は横浜市内で開かれた甘利明経済再生担当大臣の講演会・懇親会に出席しました。
 
 甘利大臣は、米国とのTPP(環太平洋戦略的連携協定)交渉を一度蹴った際、安倍晋三総理から「いいですよ。それでいってください」と了承されたエピソードを披露。「この総理のもとでやってよかった」と打ち明けていました。

 また、「厳しい交渉をしながら国益を踏まえてまとめるのがミッションだった。今回以上の交渉はない。農林水産省も含めたドリームチームだからできた」とも振り返っていました。

 世界を相手にガチンコの交渉を成し遂げて成果を挙げた甘利大臣は、歴史に名を残したのではないかと思います。