30日は、大和市内の保健福祉センターで開かれた講演会「市長が語る大和市」に参加しました。
 大木哲市長は約1時間にわたるスピーチのなかで、我が国の最大の課題として少子化やそれに伴う人口減少を指摘。「市内の地価が上がったのは人口が増えたからだ。市の収入の大半は固定資産税と個人市民税だが、人口が減れば、減ってしまう」と述べ、本市の人口増加の必要性を訴えました。
 その上で、「大和市の合計特殊出生率は県内19市で1位となった。こういう状態をいつまで続けられるか。勝負はここにかかっている」と強調しました。
 また、「健康都市」を目指す街づくりをはじめ、スタンドパイプ、防犯カメラの普及など最近の市の取り組みについても説明しました。


 最新の平成25年の県衛生統計年報によると、大和市の合計特殊出生率(1・41)は、茅ケ崎市、綾瀬市と並んで県内市では1位。町村を含めても、開成町(1・68)に次ぐ2位でした。同年の全国平均1・43には届かないものの、神奈川県平均(1・28)と比べると0・13上回っており、県内では高い位置づけとなっています。
 首都圏では、お隣の東京都全体の平均が1・13ですから、それと比べても非常に高く、喜ばしいデータです。政府も、いわゆるアベノミクスの「新三本の矢」で出生率向上を掲げていますし、好成績の背景・原因をきっちり把握して、今後に生かすことが大切でしょう。
 同日夜は、日本青年会議所神奈川ブロック協議会が海老名市内で開いた「第3回志塾」に出席し、宇都隆史参院議員(自民党・1期)の講演を聴きました。宇都議員は、リーダーの条件として「パッション(情熱)、本気度、無私の志」を挙げていました。


 宇都議員は私と同学年。周囲に政治家がいない家系ですが、志を持って航空自衛隊の幹部候補から政治家に転身された方です。共感する部分も多くありました。