18日は、横浜市のパシフィコ横浜で開かれた日本青年会議所主催の「サマーコンファレンス2015」(サマコン)に参加しました。統一テーマは「イノベーションが地域を変える」です。
基調講演で、ビジネス・ブレークスルー大学学長の大前研一氏は「テクノロジーによって産業の垣根がなくなる。企業の競争相手は異業種から出てくる」と力説。タクシー業界のライバルは、スマホでタクシーを呼ぶ配車アプリサービスを展開する米企業「Uber」(ウーバー)だと指摘していました。また、全国の空き設備を利用することで、自前の印刷機を持たずに低価格印刷を実現している「ラスクル」社などを例に、「アイドル(空き)エコノミーのチャンスは空き屋にある。限界突破の発想が重要だ」と訴えていました。
「ヒデ」こと中田英寿氏のフォーラムにも顔を出しました。中田氏は、サッカー選手を引退した2006年から09年まで世界を旅していましたが、「海外で日本のことをよく聞かれたが、サッカーばかりしていたので答えられなかった」と自国の文化や歴史を学ぶ必要性を痛感。その後は、日本酒、神社仏閣、自然を見て回ろうと、日本国内の全47都道府県を車で踏破中(現在は北海道を旅している)とのことです。