即興アフタートークゲスト! | やる気マンマン男・清水宏のブログ~炎の演劇部部長が行く!!
昨日10日
下北沢の楽園(本多劇場の下)で
絹川ユリさん主催のインプロショーのアフタートークゲストに出演させていただきました!

ユリさんはもう、日本の即興(インプロ)の草分け!
ニュージーランドでも仕事をレギュラーにしながら、
ヨーロッパやアメリカ、世界をまたに駆けて体を張ってインプロの世界を大航海してきた。

いつも一緒にインプロやると、その情熱とスキル、そこの深さがひしひしとわかります。

今回はアフタートークゲストってことで、
客席で見て、終焉後トーク。って「終演」!!
終わらせてどうする!世界を!終末世界観か!!??

出演は
絹川ユリさん
「だんすだんすだんす」の今井敦さん。
この人は本当に僕の貴重な先輩です。
今日も時に荒野や竜巻や大嵐の大海と化したインプロの天国と地獄で
なんと自由だったことか。なんと軽やかだったことか。
ユリさんからはインプロの覚悟と矜持。
今井さんからは軽やかさ、達人としての軽やかさ、そして
意味と無意味、責任と無責任とを行き来する真の自由さ。
を見せてもらった。

さらに野島竜太郎さん、りゅうちゃんは
人間が本当に振り回されて、追い込まれて見せる「地」の部分の
なんと取り繕えないほどの素直さとかわいさ。

コンタクトインプロのダンサーの勝部ちかさん、鹿島聖子さん。
やわらかいコミュニケーション、広がる世界。

そして音楽と映像は
どらびでおの一楽儀光
音楽と映像の爆弾。

インプロ、インプロって
連呼しましたが、
なんだそれっていうとですね、

まあ即興、アドリブ、うんアドリブって言うより即興です、
台本と段取りが無く、
そのときそのときは完全に出演者の選択、どうするのどう動くの、何をしゃべるの、
そういう一つ一つが全部パフォーマーにゆだねられます。

アメリカで生まれたこのジャンルの、
どこがすぐれているか、というと
「yes and」イエス・アンド
って唯一つだけある、あらゆる決まりごとをやめてみたインプロの唯一のルール、決まり。
それは
相手が、同じステージの共演者が自分に投げかけてきてくれたこと、情報、台詞動きを
に対し、全部イエスと言っていく、受け入れ受け止め
一緒にシーンを作っていく、共存がテーマです。
他人という、異文化同士の共存。
そこが圧倒的にすぐれていて、未来へ向けて可能性があるジャンルだと年々評価が高まってきています。
その他者の論理や都合をどう受け入れていくのか。
どうやって違った価値観習慣を持った別の文化圏同士が共通の度胸を持ち理解しあえるのか。
そういうこれからの世界にとって、どうしても必要な娯楽、芸術、なのです。
どうじに一個人がこの社会の様々な局面で生きていくときに、
他人を否定せず肯定し、自分をまたキチンと肯定し、心豊かに生きていけるのか、
失敗を恐れずチャレンジしていくことができるいのか。
それらの課題に無理なくゆっくりと取り組めるため、
教育の現場、新しい企業の自主的な研修現場、あるいは心に傷を負った人たちの柔らかいリハビリの場としても注目され始めています。

見るのもやるのも面白い。
このインプロが日本に広がり、他のジャンルのように、普通に根付いていって欲しいなあと思ってます。
みなさん、おつかれさまでした!

「完全即興2」は11日、明けて本日11日まで。
昼2時と夜6時、下北沢楽園にて、です!