ここのコーナーでは1,2回戦をざっとまとめよう。ちなみに時間がかなり経過してしまったのでノートに書いたのをまとめたい。

次に観戦したのは順延した関係で3月28日となった。

1回戦最後のカードは北照・又野の健闘・活躍が光った。打ってはホームラン、投げては完封。体格もよく、今後も期待が持てそうだ。その一方で西田はまったくといっていいほど良くなかった。逆に言えば、秋田商業・須田がよく抑えたといっていいだろう。その須田は1回がすべてだった。その後は強打で鳴らす北照を0に抑えていただけに、打線の援護がなかったのが痛すぎた。9回に大きなチャンスがあったが、鈴木・鎌田と初球を打ってゴロに倒れるなど、かえって又野を援護してしまった感がある。8回から投げた片岡もまずまずだっただけにオフェンスの強化が急務となるだろう。


第2試合。つまり2回戦最初のカードは嘉手納を零封した五明を敦賀気比打線が見事に攻略したといっていいだろう。私はその中で林がラッキーボーイ的な存在だろう。持ち味の集中打は発揮したと言える。一方で投手陣は不安だった。大久保、ふじ澤、白崎と3枚右腕を投入したが、球を花咲徳栄打線に見切られていた感があった。ただ1回戦で不安だった守備がほぼミス無しだったことが勝利につながったのではないか?一方の徳栄は得点機にナゾと言える采配があった。8回は不運だったが、9回では無死一塁で木村に打たせたのに、4番の戸塚にバントさせたのか非常に分からない。安打数で上回っていただけにもったいない負け方だった。


3試合目は藤田と言うより、向陽にいい動きが多かった試合だった。ただ欲を言えばオセオセモードでバントに固執しすぎたのが大きな痛手。これが2イニングあったのでバントの精度向上が夏勝ち上がるキーポイントになるだろう。守りで盛り上がっており、藤田を盛り立てていたのも好印象だった。それだけ日大三・山崎の投球術も光った。また、負傷の大塚に代わる捕手・鈴木のリードもそれに+αの力が加わっていたのかもしれない。

うって変わって翌29日
第1試合はすごい投手戦となった。1回戦で不安があったのは広陵のエースで中学の後輩でもある有原。しかし、自ら崩れることなくきっちり投げた。一方、宮崎工業の浜田も安打を打たれはしたが要所は抑えていた。というより広陵のまずい走塁もあってチャンスを逸した感があった。そんな中での7回の宮崎工業の攻め。二塁ランナー長嶺が有原の暴投で一気にホームに戻ったところだ。このとき、新谷が見失っていたが、落ち着いていた。というより、宮工はチャンスらしいチャンスがなかったので、あの走塁はやむなしという意見が多かったが、宮工の持ち味は機動力なので、私も確かにと思った。9回裏の宮工の満塁策も仕方ないと思ったが、不振だった三田が打ったのは大きな収穫としていいだろう。


第2試合もミスが大きく分けた。3回中京の攻撃で、神港の益田がエラー。実は鳩川の送球ミスもあったかもしれないが、私としては前仲が踏ん張っていたと言うこともあり、これがポイントだった。6回に神港もチャンスを作ったが、後一本が出なかった。この試合4番だった伊関が無安打。これでは勝てません…中京は森本の不調をバックがカバーしている感がある。今回は打線が湿っていたものの、岩井川、岩月の2人が大会通じていい守備を見せていたので、これも大きいと言える。


第3試合は目を覆いたくなる内容だった。智弁の野選が多く、それが失点につながり、攻撃にもリズムが悪くなると言う悪循環だった。攻撃もらしくないところが出た。特に山本定は5三振。明らかに本塁打狙いであたるわけないのに、代えてやれよと心底思った。道端も走られるし…唯一の収穫は上野山を登板させることが出来たことだ。智弁和歌山は方針上、2年も出やすい環境なので今後のことを考えても2年を起用してもいいと思った。智弁和歌山にとっては珍しい横手投げなので、大化けするのが楽しみである。