奈良市写真美術館 | Hiroshima21 Blog

奈良市写真美術館


ずっと以前から写真で見て気になっていた奈良市写真美術館。
設計者は黒川紀章。
黒川さんの和風な感じの建物に意外な感じがし、そのことにもすごく興味があった。


静かな住宅街にちっとも特出せずに建っているけど、ひとたび目に入ったら美しさにはっとする。

何ごともない寄棟の屋根がただ美しい。
壁は透明で屋根だけがそこにある。
瓦葺の屋根はまったくシンプルに静かにそこにある。


内部は天井にふくらみをもたせていてその大きなアールが迫力を出している。
それに準じてか階段の壁がアールになってたり、
手すりがくねくねしたりしてて、曲線使いが目立つ。
床タイルには模様がちりばめられていて、POPな感じだ。
POPであり、上品さを保っている。


外観のシンプルな直線から内部天井のアールにつながり、そのアールは階段の壁や手すりと協調し、その軽快さが床のタイルに導かれている。
この建物には流れがあり
流れているから違うテイストのものがあっても全てに違和感がない。


この建物で今まで知らなかった黒川建築の一面に出会えたような気がした。


奈良市写真美術館

奈良市写真美術館

奈良市写真美術館

奈良市写真美術館


奈良市写真美術館


奈良市写真美術館

設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
所在地:奈良県奈良市高畑町
用途:美術館
竣工:1991年12月
構造:
1階-鉄骨造
地階-鉄筋コンクリート造
規模:地上1階、地下2階