東京国立博物館本館
東京上野公園にある東京国立博物館は日本初の国立博物館。
1880年にイギリス人コンドルの設計により建てられたものが関東大震災で崩壊。
1930年に設計競技により選ばれた渡辺仁設計により今の建物が創られた。
この際の条件は
「日本趣味を基調とする東洋式であること」
「勾配屋根を必要とすること」
昭和初期のナショナリズムの影響と言われている。
このように建築が時代の影響を受けるということにも意味を感じる。
私はこの建物からは風格や気品を感じる。
あまり懲りすぎてないあっさり感も
日本趣味である帝冠様式であることも
博物館にふさわしいような気がしてしっくりくる。
国立博物館であるこの建物には違和感なく納得。
東京国立博物館本館
竣工 1937年(昭和12年)11月
所在地 東京台東区上野公園13-9
設計 渡辺仁、宮内省内匠寮
施工 大林組
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て、地下2階、本瓦葺
建築面積 6,601.8m²
重要文化財
おまけの話。
この博物館となりにコンドルの弟子の片山東熊のネオバロック様式の表慶館がある。
このふたつの調和はまったく考慮されず、博物館は「日本の基調」にこだわリ執着していた。
それなのに設計競技のときそれをまったく無視した案を出して落選したのがコルビジェのもとから帰国したばかりの前川國男。
確かに日本趣味の前川建築は想像しがたい。
あくまでも自分の建築を貫くってことか・・・。
さすが!!
yumily

