2020年7月10日 金曜日 今日も雨です。 雨音で目が覚めるので寝不足です。

昨日の続き、今日は芸妓さんの話でもしましょか? 

 襟替え

 舞妓さんも二十歳を過ぎれば芸妓さんになります。舞妓から芸妓になることを「襟替え」と言います。芸妓へのお披露目の時に、着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから「襟替え」と呼ばれるれるようになりました。また、これまでの屋形(やかた)住まいから自立するので「一本になる」ともいいます。この時に、旦那がついて襟替えをすることを、花の水揚げにたとえ、あるいは、商いの上がり花(あがりばな)などにたとえ「水揚げ(みずあげ)」と言うそうです。

 芸妓について
 舞踊、三味線(しゃみせん)、お囃子、唄、などの芸や茶道、行儀作法を5、6年修業し、お座敷での振る舞いも適正と認められた舞妓が芸妓さんにならはります。芸妓さんになると、舞妓さんのように置屋に頼れへんので、自分の芸と才能で自前(一本立ち)にならなあきません。

 このため、芸を日々磨き、お座敷での振る舞いをさらに洗練させ、また、育ててもらった置屋、お座敷のかかるお茶屋や贔屓筋(ひいきすじ)とのきずなをしっかり強めていくこともますます大切になってきます。自前の芸妓さんに定年はなく、生涯芸妓を続けることができます。
 芸妓には、「立方(たちかた)」と「地方(じかた)」という二つの役割があります。舞妓時代からの修業で、舞踊、三味線、鳴り物、笛、長唄や浄瑠璃(じょうるり)、清元(きよもと)、小唄などの唄を身に付けていきますが、その中で、舞踊を専門に担当する芸妓を立方。三味線や太鼓、小鼓(こつづみ)、笛(能管(のうかん)、篠笛(しのぶえ))などのお囃子を演奏したり、唄を担当する芸妓を地方といいます。

 立方さん

 舞踊は芸妓舞妓の必須科目。各花街それぞれ日本舞踊の流派が決まっていて、仕込み時代から各流派お師匠さんから手ほどきを受け、厳しい稽古を重ねます。芸妓さんになるころ、舞踊の適正があるとされると、その芸妓は舞踊を専門にする立方さんになっていきます。

 立方さん一人が持っている舞踊のレパートリーは、誰もが知っている京の花街を象徴する「祇園小唄」や四季それぞれにふさわしい演目など、数十曲にも及ぶといいます。さらに、地方さんと一緒になって昔から伝わるお遊びや、当意即妙の話術で座敷のお客さんの相手をし、その心をそらしません。

 厳しい稽古で日々磨いた舞踊の成果は、毎日のお座敷はもちろん、各花街が毎年、春や秋に開催する公演舞台で披露されます。

 地方さん

三味線を弾き、鼓や太鼓で囃し、能管や篠笛などの笛も吹き唄をうたって立方の舞踊を引き立てる。さらにお客さんのリクエストに応え三味線の伴奏をするのも地方さんの役目です。

 白塗りであでやかに舞い踊る立方とは違い、白塗りをせず、髪も鬘(かつら)はもちろん髷(まげ)も結わず華やかさこそ控えめながら、舞踊を導き、その場を華やかに盛り上げていくのが地方の役割。まさに芸一筋に生きる芸妓さんの気概を感じさせるのが地方さんであり、お座敷や舞台で立方さんが生えるかどうかは地方さん次第といってもいいくらいです。

 立方を務めた後、途中から地方に変わる芸妓さんもいて、そうした地方は舞踊のことがわかるので、立方さんは非常に舞ったり踊ったりしやすいといいます。

(出典:公益財団法人京都伝統伎芸振興財団「おおきに財団」)

 

お昼を食べゴロゴロする。連日の早朝の豪雨で寝不足です。昼寝をしよー。

今日の比叡山です。時折、豪雨になる。

今日のおやつは、先日作った一保堂の煎茶の寒天に黒蜜です。さっぱりしてます。

今日の夕食です。

我家の週末あるあるのメニューです。カツカレーとサラダ、野菜炒め。

カツは自家製、カレーはレトルトです。時々食べたくなります。

カツにはキャベツです。胡麻ドレッシング。

野菜のカレー炒め。昨日の子供たちの焼き肉の野菜の残りでしょう。

デザートは、R-1ヨーグルトです。

今日も美味しくいただきました。

鴨川のほとりで、でした。

それでは、ごきげんよう。