さて「飯田藩騒動」の主人公・山口不二の話の続きです。
「お不二様」の処刑取りやめが決まり江戸より早馬が飛んだ。その時、信州飯田では堀候に聞き入れられなかったと家老から「お不二様」の処刑実行が伝えられ天保十年十二月四日、「お不二様」の処刑がとりおこなわれることになったのである。
処刑にあたり首を切る斬刀吏が選定されるのだが誰もが忠義の人・飯田藩を救った人「お不二様」の首を落とす役を拒んだのである。
結局、斬刀吏はくじ引きによって「池田繁三郎」に決まった。
ちなみに江戸幕府での処刑で首を斬る役目は世襲制である。その役を代々、受け継ぐ家は「山田浅右衛門」を名乗り受け継いでいったのである。首を落とすには技術が必要なのである。そのため、その技術を受け継いでいくために世襲としたのである。

役職としては幕府の役職だが浪人扱いなのである。なんだか複雑である。ちなみに殿の公務などで袴から小便を助ける役目(尿瓶みたいなもので小便を受ける役)をおった者も世襲制の役職である。これは、小便などをしている時は暗殺されたりする機会となってしまうため、代々受け継ぎ信頼できる者にしかさせないからである。
話は首切りに戻るのだが、この山田浅右衛門の家は浪人扱いだが、他藩からも処刑の斬刀吏を頼まれたり、人斬りの人体実験を頼まれ3~4万石の大名ほどの収入があったとさえ言われている家であり、弟子も物凄くいたとの事。
剣の技術を磨くのもあるが、代々の当主は弟子から選ばれる事が多かったからである。成り上がりの手段として人気の職業だったのである。
さて、話は「お不二様」の処刑に戻るのだが、いよいよ「お不二様」の処刑の日が来てしまったのである。はたして「お不二様」の処刑取りやめの早馬は間に合うのであろうか・・・・
本日は、だいぶ話が逸れてしまいましたね。すみません。本日はここまでにしたいと思います。
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